F5、医療サービスの米RelayHealthのSaaSプラットフォームを最適化 | RBB TODAY
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F5、医療サービスの米RelayHealthのSaaSプラットフォームを最適化

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「RelayHealth」サイト
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 米F5 Networksは現地時間11日、医療サービス企業のRelayHealth社が「BIG-IP Local Traffic Manager」(LTM)および「Global Traffic Manager」(GTM)を採用したことを発表した。

 RelayHealth社は、薬局、病院および医療システム、保険料支払人、医師、患者の間での情報交換を促進するSaaSプラットフォームを提供している。今回導入されたF5ソリューションは、Webベースによる医薬品小売アプリケーションのパフォーマンスと可用性の最適化に向けたもので、年間約110億件の財務および臨床に関するトランザクションを安全に処理するインフラを支えるものになるという。

 「BIG-IP」は、米アトランタとサクラメントにあるRelayHealth社の薬局向けデータセンターへのインターネット・トラフィックのルーティングを行い、数百台の物理サーバおよび仮想サーバにわたるアプリケーション配信を最適化する。これらのサーバでは、Linux、UNIX、WindowsなどのOSが稼働しており、接続プロトコルも既存のシリアル接続から最新のTCP/IPまで多岐にわたっているとのこと。また、「BIG-IP」はすべてのSSL証明書を保存し、アプリケーション・トラフィックの暗号化と復号化を行う。TCP最適化やインテリジェントな圧縮などの「BIG-IP LTM」の先進機能により、ユーザに対する応答時間は2〜3倍速くなるとのこと。また、それぞれの「BIG-IP LTM」が複数のアプリケーションを管理できるため、ハードウェア要件を大幅に軽減できる見込み。

 RelayHealth社のネットワークエンジニアリングマネージャのスコット・ロッキー氏は「BIG-IP LTMとGTMの導入により、容易に管理できる環境のもとで、信頼性が高く応答時間も速く、より俊敏かつダイナミックなデータセンターのインフラを開発できるようになりました。また、アプリケーションの全国導入が初めて実現され、ユーザの待ち時間が大幅に短縮されるとともに、アプリケーションのパフォーマンスを飛躍的に向上します。米国ではオバマ政権が、医療業界を支えるテクノロジーへの継続的な投資による医療コスト引き下げに重点を置いた医療プログラムを提唱しています。F5ソリューションの導入で、当社は協力体制の強化によって患者ケアの質と継続性を高めることができます。同時に、それを基盤として継続的に改善できる、拡張性の高いアプリケーション配信インフラが実現します」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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