F5、アプリを稼働させたままVMware vSphere 4環境間で移動する機能を発表
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ダウンタイムやユーザーの利用停止を起こすことなく、稼働中の仮想化アプリケーションおよび関連ストレージのクラウド間での安全な移行を実現するもの。F5のBIG-IPシリーズとVMwareのVMware vSphere 4、VMware VMotion、VMware Storage VMotionおよびVMware vCenter APIが連携することで、稼働中のアプリケーションがクラウド間で移行するのを阻んでいたネットワークに関する障壁をなくすという。VMware vCenter Server、BIG-IP Global Traffic Manager、BIG-IP Local Traffic Managerの連携によって、複数のデータセンターをまたがる広域のトラフィック管理が簡素化され、仮想化アプリケーションのライブマイグレーションが簡単にできるようになる。また、BIG-IPのWANアプリケーション配信サービスを活用し、帯域幅や遅延、パケット・ロスで制約を受けるWAN上のVMware VMotionおよびVMware Storage VMotionを高速化する。
従来、クラウド間で仮想化アプリケーションの移行をするには、クローン(ゲストOSの複製)や、サスペンド(ゲストOSの一時的な稼働停止)を行ったうえで、仮想化アプリケーションをクラウド内に別途再配置する必要があり、稼働中の仮想化アプリケーションやストレージには適用できなかった。この新機能を活用することで、企業はクラウド・モデルのコスト削減効果を最大限に生かせる他、広域のトラフィックの手作業での経路変更や、稼働中のアプリケーションの終了作業などの煩雑さや複雑さから解放される。
F5は10月20日、21日に開催される「VMware Virtualization Forum 2009」にて、今回の新機能の検証結果を公開する予定。ヴイエムウェアの三木泰雄 代表取締役社長は「企業やサービスプロバイダにおいては、VMware vSphere 4仮想化プラットフォーム上のクラウド・インフラの構築がますます増えてきています。F5による今回のソリューションは、VMwareとF5の製品を組み合わせることで、シームレスで自動化されたクラウド間の接続ができるようになることを示しています。この共同ソリューションは、本番システムのアプリケーションが物理的な制約にとらわれずクラウド間を移動することを可能にし、ITリソースをもっとも効率的に利用するために進むべき道を明確に示すものです。日本国内の環境を想定した実機検証を両社協力して行い、その成果はクラウド・インフラを構築する企業やサービスプロバイダへの指針になると確信しています」とのコメントを寄せている。
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