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F5とNTTデータ、負荷分散における運用自動化で協業〜PRORIZEにBIG-IP LTMが標準採用

エンタープライズ その他
 NTTとF5ネットワークスジャパンは5日、共同でシステム基盤における負荷分散の運用自動化機能の開発に向け、協業することに合意したと発表した。

 具体的には、NTTデータのシステム基盤構築ソリューション「PRORIZE(プロライズ)」の構成製品に、F5のアプリケーション配信装置(負荷分散装置)「BIG-IP Local Traffic Manager(BIG-IP LTM)」が標準採用された。

 PRORIZEは、ベンダとのアライアンス体制により、ベンダ間での製品の相性問題にも対応した高品質なシステム基盤を開発するとともに、開発から運用保守までシステムのライフサイクル全般をサポートしたソリューション。一方BIG-IP LTMは、顧客要件に合わせて多様なトラフィック制御を可能とするiRule機能などを備えたアプリケーション配信装置となる。

 NTTデータとF5は、今後、BIG-IP LTMとPRORIZEの運用管理サーバ(NTTデータ開発の運用管理ツールHinemosなど)を連携させる専用機能を共同で開発するとしている。まずはBIG-IP LTMに対応した運用自動化機能を、12月末を目標に開発する予定で、この運用自動化機能ではiControl APIを利用し、PRORIZEのシステム管理マネージャが外部よりBIG-IP LTMを自動制御することにより実現するという。この機能により、たとえばメンテナンス対象のサーバへのトラフィックを自動制御するなど、従来ではシステム管理者が手作業で行う必要があった作業を自動化し、作業ミスを排除することに加えてシステム管理者の負荷軽減、運用コストの削減となる見込み。

 そのほか今回の協業に合わせて、専任のアライアンス体制を設け、導入から運用までサポートする体制を実現するとしている。NTTデータではPRORIZEをはじめとするソリューションを適用したシステム構築で、3年後に100億円の売上を目標としている。
《冨岡晶》
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