【インタビュー】太田光が映画版『おしりたんてい』の声優に挑戦!「平成最後のヒット漫画だと思ってる」 | RBB TODAY
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【インタビュー】太田光が映画版『おしりたんてい』の声優に挑戦!「平成最後のヒット漫画だと思ってる」

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爆笑問題・太田光
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 全国の子供たちに夢と希望を与えた「東映まんがまつり」。1967年に始まり1990年に終幕した同シリーズが、29年ぶりに復活する。

 4月26日(金)から全国公開される最新作は4タイトル。絵本や児童書が累計500万部を超える大ヒットの「おしりたんてい」より『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』、「月刊コロコロコミック」やテレビアニメが人気上昇中の「爆釣バーハンター」より『映画 爆釣バーハンター 謎のバーコードトライアングル! 爆釣れ!神海魚ポセイドン』、ブログから人気に火が付いた「うちの3姉妹」より『えいが うちの3姉妹』、ダンボール工作が動く不思議なアニメーション『りさいくるずー』が立て続けに放映されるオムニバス作品となっている。

 このたび、『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』に登場するアルパカの声優を担当した爆笑問題の太田光がRBBTODAYのインタビューに応じた。

 同作は見た目が“おしり”というインパクトのある主人公が犯人を追い詰め、事件を解決する謎解き物語。太田は役柄を演じた感想や見どころ、「東映まんがまつり」の思い出や、最近解決したい身の回りの“事件”について語った。

――今回、ちょっとぶっきらぼうなアルパカで、物語のカギとなる重要な役どころですが、まずはオファーを聞いた時の感想から教えてください。

太田:前の日に、アルパカの夢をみたんだよね……。正夢だなって思った(笑)。

――子供たちに大人気の作品「おしりたんてい」についてはどう思いますか?

太田:子供たちに大人気っていうのは知ってたんだけど、今回あらためて見たら、すごい攻めてるなって。“おしりが顔になってる”って、子供は当然喜ぶなぁ、面白いねって思った。

――アルパカ役を演じる上での役作りや、気をつけた点は?

太田:和歌山の「アドベンチャーワールド」にアルパカ牧場があるんだけど、そこで3年くらいアルパカと一緒に生活しました。長年かけてアルパカの習性を体に叩き込んで、「パカ~ッ!?」みたいな声ができるように体にしみ込ませたのに、作品になったら日本語をしゃべってたから、びっくりしたけどね(笑)。

――(笑)。声優をする上で難しかったところは?

太田:なんといってもタイミングだね。俺が今までやってきたのは3Dで口の動きがすごくあって、それはそれでリップシンクロが難しいんだけど、今回は未完成の単純な絵で口が動かないのに、ここでしゃべれ~!っていうマークが出るんだよ。そこでしゃべらないと100ボルトの電流が流れるから、怖くて怖くてね(笑)。

――作品の見どころは?

太田:突飛な世界だよね。登場人物が動物とおしりだから(笑)、どういう共存の仕方をしてるのかなと思うけど、その世界観、全部を含めて面白いと思うし、街並みも綺麗だし、キャラクターもそれぞれ個性があって面白いよね。

――「おしりたんてい」のほかにも、お調子者な助手の「ブラウン」、おしりたんていのライバルの大泥棒「怪盗U」、おしりたんていの父親の「おしりダンディ」など個性豊かな登場人物がいますが、太田さんが好きなキャラクターは?

太田:俺は「怪盗U」がカッコいいと思うね。うんこに乗って、さっそうと登場してさ。なんかカッコいいライバルでいいなあと思って。だから怪盗Uの声優を下ろしてほしいんだよ、俺がやりたいんだよね。

――「東映まんがまつり」が29年ぶりに復活しますが、太田さんご自身の思い出はありますか?

太田:もう思い出だらけ。夏休みっていうと一番のイベントだったね。小学校低学年くらいの頃は親に「連れ行ってー」ってねだったり、『長靴をはいた猫』とか『海底3万マイル』なんかを夢中で見て、パンフレットとかグッズも集めていたり。だから復活することはとても嬉しい。

――好きなアニメは?

太田:いっぱいある。『ど根性ガエル』のピョンキチのTシャツは今日も(私服で)着てるし、『ど根性ガエル』『天才バカボン』『あしたのジョー』『ルパン三世』『ドカベン』『宇宙戦艦ヤマト』とかも全部好き。

――太田さんの芸風に“活きているな”というキャラクターはいますか?

太田:“活きているな”というか、『天才バカボン』のバカボンのパパは最強だと思っているね。よく俺は自分が好きなキャラクターの矢吹ジョーとかピョン吉とかドカベンとかがみんなで戦ったら誰が一番強いんだろう?って考えるんだけど、バカボンパパが最強だろうなと思うね。矢吹ジョーがぶん殴りまくってバカボンパパがボコボコになっても、パパが「これでいいのだ」って言って。最終的にはパパのせいでジョーはひどい目に遭う気がするんだよね(笑)。だからあのキャラに勝つ者はいないと思っていて、一番好きだね。

――作品にちなみ、最近“解決したい”と思っている身の回りの事件は?

太田:とりあえずゴマキは解決したいよね(笑)。夫婦のこと。

――太田さんのご夫婦は仲良しですか?

太田:うちは大丈夫…全て黙って従ってますから…。あと、田中は最近ボケてきてんじゃないかなって思う時があるんだよね。ラジオをやっていても『どうも、こんにちは。爆笑問題の田中裕二です』って20何年毎日やってることが突然言えなかったり。あいつは解決できないね。ダメになる一方だろうね(笑)。

――田中さんはお子さんがいらっしゃいますよね。『おしりたんてい』は見られているんでしょうか?

太田:うん、田中の子どもは大好きなんだって。

――太田さんが声優として登場していたら、きっと大喜びですよね?

太田:いやあ、全然。俺のことなんて憎んでるだろうしね、田中の子どもは。

――太田さん、何かやらかしたんですか(笑)?

太田:やらかしも何もないよ、ただ俺んちで漫才のネタ作りをするわけ。すると、田中はタバコをとっくにやめてるけど、俺はヘビースモーカーだから、ネタ作りが終わって田中が家に帰ると、娘が『パパ、タバコ臭い!』って言うらしいんだよね。てめえ、誰のおかげで飯食ってると思ってるんだよって俺は思ってるけどね。お前らを食わしてるのは俺だぞっていうね。

(現場一同、爆笑)

――ありがとうございました。最後に、読者にメッセージをお願いします。

太田:この作品は今世紀最高の映画です。平成最後のヒット漫画だと思うので、これを見逃したら平成は語れないね。『平成たんてい』と言ってもいいぐらいなので(笑)、ぜひ見てほしいですね。
《小宮山あきの》
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