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日本テラデータ、データウェアハウスの最新バージョン「Teradata 13.0」を発表

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Teradata 13.0の仮想ストレージ技術
  • Teradata 13.0の仮想ストレージ技術
 日本テラデータは6日、エンタープライズ・データウェアハウス製品の最新バージョン「Teradata 13.0」を発表した。販売開始は3月9日。出荷開始は5月25日。

 Teradata 13.0は、中核となるデータベース・エンジン「Teradata Database 13.0」と運用管理を支援する「Teradata Tools and Utilities 13.0」などのソフトウェア、構築支援やコンサルティング、サポート・サービスで構成されたデータウェアハウスソリューション。Teradata 13.0では、特に既存機能の強化によるパフォーマンスの向上や、ストレージを仮想化することでシステムリソースを効率的に使用する新機能などが追加された。

 Teradata 13.0では、クエリーの実行プランを最適化するオプティマイザーをさらに強化し、Teradataデータベース12.0から比較するとパフォーマンスが最大30%向上した。また「Teradata Virtual Storage」(テラデータ・バーチャル・ストレージ:TVS)と呼ばれる、ストレージを仮想化する技術を追加。TVSによって複数のストレージが仮想的に1つのストレージ空間として扱われるため、パフォーマンスやサイズの異なるディスクの混在が可能になる。TVSは各ディスクのパフォーマンスを自動的に識別し、頻繁に使用する“ホット”データは高速な領域に、あまり利用しない“コールド”データは遅い領域に保存する。これらのデータ温度(使用頻度)は使用状況によって変化しますが、TVSはこれを監視して自動的に最適な場所へ再格納し、常に最適なパフォーマンスを維持するという。これにより、システムのリソースを最大限に活用しながら、さまざまな温度のデータを一元的に管理する“多温度データウェアハウス”が実現できるとのこと。

 さらに、位置や範囲、動線などの地理空間(ジオ・スペーシャル:GeoSpatial)を表すデータ型をあらたにサポートし、可視化技術との連携によって地図上のデータとして表示することも可能になった。顧客情報などの従来のデータと地理空間データを統合することで、エリアや動線に関する分析が可能になるため、たとえば災害発生時に影響を受ける地域内に在住している顧客を抽出して迅速にアクションするなど、あらたなロケーション・インテリジェンスが実現できる。Teradata 13.0では、これらの機能をはじめ、新機能が75項目以上追加された。
《冨岡晶》
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