【インタビュー】携帯向け企業サイトの課題を打開! BIGLOBEのSaaS型サービスとは | RBB TODAY

【インタビュー】携帯向け企業サイトの課題を打開! BIGLOBEのSaaS型サービスとは

エンタープライズ モバイルBIZ

NECビッグローブ ビジネス事業部 ビジネス事業部 主任(販売促進グループ)の開発英徳氏(左)とビジネス事業部 第3営業部の保永由美氏(右)
  • NECビッグローブ ビジネス事業部 ビジネス事業部 主任(販売促進グループ)の開発英徳氏(左)とビジネス事業部 第3営業部の保永由美氏(右)
  • 活性化する携帯電話市場。もはや携帯電話は我々にとって必要不可欠なネット端末になっている。モバイルコマースの分野でも、携帯サイトからの利用が急増している
  • 活性化する携帯電話市場。もはや携帯電話は我々にとって必要不可欠なネット端末になっている。モバイルコマースの分野でも、携帯サイトからの利用が急増している
  • 携帯メディアの特性。24時間365日、電源オンの状態で身に付けているため、ビジネスチャンスを大きく拡大できるポテンシャルを秘めている
  • 保永由美氏
  • 「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」の概要。携帯電話向け企業サイトの企画から、SaaS型のサービス基盤提供、運用までをワンストップでサポートする
  • 標準テンプレートが用意されているので、迅速かつ簡単にコンテンツの作成が可能だ。また「iモード公式サイト」への申請手続きが基本サービスに含まれている
  • ワンソース・マルチキャリア対応を実現する「カスタムタグ」の利用例。機種ごとの画像切り替え、キャリア向けページの自動作成などがタグの記述で簡単に実現する
 NECビッグローブは、活性化する携帯電話市場に向けて、携帯電話向け企業サイトの企画から、SaaS型のサービス基盤の提供、運用までをワンストップで提供する「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」の提供を開始した。消費者先行の感が否めない携帯サービス市場において、企業がかかえる課題とは? BIGLOBEが示すその打開策とは? 同社ビジネス事業部の保永由美氏と開発英徳氏に話を聞いた。

◆携帯電話向け企業サイト元年到来! 求められるサービスとは?

——企業でも携帯版のコーポレイトサイトを立ち上げる必要性が叫ばれていますが、その背景について教えてください。

保永氏:弊社では、これから携帯電話向けの企業サイトが必須の時代になっていくと感じており、2008年を「携帯電話向け企業サイト元年」と捉えているのです。というのも、すでに携帯電話はネット端末としてPCと同規模になっており、ユーザー数も7,000万人を超える勢いだからです。パケット料金の定額サービスによって利用シーンも広がり、携帯電話からネットを活用することも当たり前になっています。それにともない、携帯電話向けサイトの価値も向上し、企業側から個人へのアプローチの手段に、携帯電話向けサイトが欠かせない状況になっているという背景があります。

——とはいえ、企業にとって携帯電話向けサイトは、まだメジャーとは言えません。実際に企業で携帯電話向けサイトを構築するうえでの課題はありますか?

保永氏:携帯電話はメディアとして、PCとはまったく異なる特性があります。携帯電話は24時間365日常に身に着けているメディアで、パーソナル性・双方向性・リアルタイム性・可搬性・情報のストック性などに優れていて、PCのように時間やロケーションを選びません。しかし、文字入力での操作性や、1度に表現できる情報量には限界があります。そこでWebサイトを構築するうえでは、単なるPC版の置き換えとして考えるのではなく、携帯メディアの特性に合った要件を念頭に入れてサイトを企画する必要があるわけです。

 たとえば、他のメディアとの連携ひとつを例にとっても、携帯電話とPCでは大きな違いがあります。PCの場合は、屋内での利用シーンが中心で、新聞・テレビ・パンフレットなどを見ながら、詳しい情報へアクセスする「ながら利用」のWeb誘導が得意です。その一方で携帯電話の場合は、屋外で広告やフリーペーパー、商品パッケージなどを見て、何か気になることがあれば「どこでも即時利用」できるWeb誘導に向いています。

——このような携帯電話の特性を把握したうえで、企業が携帯電話向けサイトを導入すると、どのような効果が期待できますか?

保永氏:まず先ほどの話のように、即時性や即効性、即決性が期待されます。Webへのお手軽な誘導によって、キャンペーンによる集客効果や新規顧客の獲得も期待できますし、クーポン情報をリアルタイムに配信して、顧客の再来訪も促せるでしょう。

 2番目の効果は、携帯電話は常に持ち歩く身近なメディアであるため、個人との接触頻度を高められることです。たとえば、メールマガジンなどのリレーションシップも有効です。実際にアンケート調査をした際には、携帯電話向けにアンケートを出したほうがPC向けよりも回収率が良いという結果も出ています。

 3番目は、他の広告との連携により、強い誘導効果が期待できるという点です。たとえば、クーポンによって店舗へ直接誘導したり、雑誌広告の2次元バーコードからWebサイトへ誘導したりと、クロスメディアによる消費者への強いアプローチが活用が可能です。弊社では、携帯サイトの構築や運営のノウハウを持たない企業でも、効果を十分に発揮できるように、サイト構築のお手伝いをさせていただいております。

◆コンテンツ制作も標準テンプレートでスムーズに制作できる

——では実際に、NECビッグローブで提供されるサービスについて教えてください。

保永氏:弊社では、2000年3月から8年以上にわたる携帯電話向けサービス事業の実績があります。有料コンテンツ販売などを行う「コンテンツ事業」、BIGLOBEのポータル事業をモバイル版で提供する「ポータル事業」、さらに自社で長年にわたり培ってきたノウハウをべースに、企業向けサイト構築・運用を行う「ソリューション事業」という3つの大きな柱で展開しています。

 ソリューション事業のひとつに、「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」と呼ばれるSaaS型のサービスを用意しています。このサービスは携帯版の企業サイトに特化したサービスで、初期段階のサイト企画から、実際の構築、運用までをワンストップで提供することができ、豊富なオプションサービスによるカスタマイズも可能です。

——いきなり自社で携帯電話向けサイトを立ち上げようとしても、何から手をつけてよいのかわからないことも多いですよね。

保永氏:そこでWebに何を載せればよいのか、サイト企画からサポートしたり、コンテンツ制作やサイト運用のお手伝いもさせていただいております。サイト企画の段階では、たとえば「iモード公式サイト」への申請手続きが基本サービスとして含まれています。iモードメニューに「企業・ブランド」ジャンルが新設されましたので、ここで公式サイトとして登録されると、検索の上位表示、集客・ブランディング・マーケティング効果、課金代行サービス利用などで多くのメリットを享受できます。このように公式サイトに登録することで、費用対効果(ROI)の高い施策を展開できるのですが、そのためにはキャリアに対して企画書を提出して審査を受ける必要があります。しかしながら諸手続きが慣れない場合は大変であり、BIGLOBEでは、これらの手続き申請や折衝などの代行も行っております。

開発氏:コンテンツ制作に関しては、企業向けによく使われる要素を盛り込んで、標準テンプレートとして用意しております。こちらのテンプレートをベースに各企業にマッチしたコンテンツやサービスを当てはめていけばよいので、初めてサイトを構築される企業でもスムーズに制作できます。実際には、企画段階からサービスインまで2か月強という、とてもタイトなスケジュールでも、計画どおりサイトをリリースすることが可能です。

◆カスタムタグの利用でワンソース・マルチキャリアを実現

——携帯電話サイトでは、利用されるキャリアや機種によって、コンテンツの画像が一部表示できなかったり、絵文字が異なるなど、やっかいな点もあると思います。

開発氏:「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」サービスは、その点についても万全を期しています。我々のサービスは、3キャリアで600機種以上の携帯電話に対応しており、1つのサイトフォーマットを作成すれば、自動的に各端末に最適な表示に変換される、ワンソース・マルチキャリアを実現する「カスタムタグ」を用意しているのです。このタグを記述すれば、キャリアや機種を判別でき、たとえば携帯電話に表示される画像の解像度や大きさを自動的に切り換えることが可能です。最新端末であれば、Flashによる動画を、少し前の機種であれば静止画を、さらに古い機種では画像はロゴのみという具合に、機種によって表示を変えることで、ユーザーに最適な情報を、ストレスなくお届けすることができるわけです。

——なるほど、これは大変便利な機能ですね。ではサービス基盤は、どのような形で提供されるのでしょうか?

保永氏:「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」は、BIGLOBE自身が培ってきた携帯電話向けサービスのノウハウを、お客様にSaaS型で提供できるよう再編成したサービスです。標準的なサイト構築ができるテンプレートに加え、待ち受け・着メロ・着うた・動画などのコンテンツ配信や、メールマガジンの配信、各種サイト管理といったサービスを支える基盤もSaaS型で提供され、常に最新の環境で情報を発信できます。

 メールマガジン配信は、BIGLOBEのSaaS型サービスとして豊富な実績がある「メールコミュニケーションサービス」を活用しています。非常にセキュアな会員データベース機能とともに、高機能・高品質の配信を実現していて、5,000人までのメールマガジン配信は標準サービスに含まれています。さらにユーザーニーズにマッチしたコンテンツを、ユーザー属性に基づいて自動的にメールの中に埋め込む「ターゲティングメール」の配信が標準利用できる点も、BIGLOBEの強みです。

開発氏:このように「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」をご利用いただければ、様々な機能群から必要な機能をチョイスして組み合わせることで、迅速にニーズに合ったコーポレイトサイトを立ち上げられるのです。とはいえ、最初からあらゆる機能を網羅する必要はありません。ミニマムスタートでスピーディにサイトを立ち上げ、後からビジネスやサイトの状況に応じてサーバを追加したり、機能をフレキシブルに拡張すればよいのです。つまり、携帯電話向けのサイトを構築したら、それですべて終わりということではなく、PDCAサイクルをまわすことで、サイトの価値をさらに向上し、高いCVやROIを実現するマーケティングプラットフォームとして発展させられるわけです。

 「ケータイ基盤ミニ for コーポレイトサイト」は、これから携帯サイトを安く、かつ迅速に構築しようとお考えの企業で、一体どこから手をつけてよいのかわからずお悩みの担当者に、ぜひご活用いただきたいサービスとして自信を持ってお勧めしています。

——ありがとうございました。
《井上猛雄》

関連ニュース

特集

page top