
どこから見ても真正面、産総研が不思議なディスプレイを開発
丸い柱に貼られたポスターを見ていたとしよう。この柱を回り込んだり、通り過ぎたりすれば、当然見えなくなる。しかし、360度どの方向から見ても、ポスターが正面を向くとしたら、どうだろう? そんな不思議な表示技術を、産業技術総合研究所(産総研)が開発した。

「食材の産地」を推定する技術、NTTとシダックスが実験
食の安全が重視される昨今。一方で、産地偽装や消費期限偽装といった単語をニュースでみかけて不安になり、スーパーの店頭で食品を見ても、「本当に○○産なんだろうか?」と心の片隅で思ってしまう人も多そうだ。

通り抜けできる「空中ディスプレイ」がついに実現
SF映画などで定番の描写といえば、空中に大型映像を表示する「空中ディスプレイ」だ。三菱電機は17日、空中に通り抜け可能な大型映像を表示する「空中ディスプレイ」を開発したことを発表した。

NTT、ブロードバンド技術の新コンセプト「FASA」提唱
日本電信電話(NTT)は8日、「アクセスネットワーク」(一般ユーザー向けのブロードバンド接続ネットワーク)の技術開発において、将来に向けた新コンセプト「FASA」(ファーサ、Flexible Access System Architecture)を発表した。

1万枚以上の画像から1秒で部分検索、富士通が技術開発
富士通研究所は2日、大量の画像の中から、部分的にでも一致する画像を高速に検索する技術を開発したことを発表した。特定機能に性能を特化させたサーバを使うことで、汎用サーバと比べて50倍以上、処理能力が向上可能とのこと。

“海水の柱”を電波アンテナにする技術「シーエアリアル」、三菱電機が開発
三菱電機は27日、海水を空中に吹き出し、その水柱を電波アンテナとして利用する、世界初の技術「シーエアリアル」を開発したことを発表した。海岸や海上など海水があれば、大がかりな建造物なしで、アンテナの設置が可能になるという。

KDDIが“ブラックホール研究”に協力……パラボラアンテナを電波望遠鏡に転用
KDDIは26日、山口大学のブラックホール探査を目的とした宇宙観測研究に協力することを発表した。KDDIの山口衛星通信所にある2基の大型パラボラアンテナを、山口大学に提供する。

「盗聴不可能な通信」を、主要都市間で可能に……NTTが新方式を提唱
日本電信電話(NTT)の研究チームは17日、「量子暗号」の通信距離を、光デバイスのみで通信速度を落とすことなく、2倍にする新方式「全光都市間量子暗号」を提唱した。これまで400km程度だった既存方式の通信圏が800km程度まで拡大できるという。

半導体チップの偽造を防ぐ「ICの指紋」、産総研が低コスト化に成功
産業技術総合研究所(産総研・ナノエレクトロニクス研究部門)は7日、半導体ICチップの偽造を防ぐ「ICの指紋」を、低コスト・高信頼性・コンパクトに実現できる素子とそれを用いた回路技術を新たに開発したことを発表した。

東芝、従来より10倍以上高速な「金属3Dプリンター」を試作
東芝と東芝機械は25日、新方式の「3D金属プリンター」試作機を共同開発したことを発表した。従来方式と比較し、約10倍以上の速度で、造形が可能だという。

早大、次世代ウェアラブルに向け「電子ナノ絆創膏」開発
早稲田大学(先進理工学研究科の武岡真司教授、藤枝俊宣助教、先進理工学研究科一貫制博士課程3年山岸健人氏らのグループ)は18日、電気を通すプラスチック(導電性高分子)で作られた極薄電極「電子ナノ絆創膏」を開発したことを発表した。

NTTの先進技術、第一興商のカラオケ電子目次本「デンモクiDS2」に採用
第一興商は9日、日本電信電話(NTT)の研究所が持つ先進的なノイズ除去技術を活用した小型インテリジェントマイク搭載のカラオケリクエストコマンダー(電子目次本)「デンモクiDS2(CM3000)」を発表した。12月1日より販売を開始する。

“光で電気の流れを止める”技術、東工大&東北大が発見……超高速光スイッチに道
東京工業大学、東北大学、科学技術振興機構(JST)は21日、電気の流れをレーザー光でオフ・オンする方法を発見したことを発表した。

NTTと東北大、レーザ光照射だけでメカニカル振動子を冷却する新手法を開発
日本電信電話(NTT)と東北大学は19日、メカニカル振動子の熱ノイズを、レーザ光を照射するだけで低減できる新しい原理のレーザ冷却手法を実現したことを発表した。研究成果は科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」誌電子版に掲載される予定。

【諏訪圏工業メッセ】目に見えないすごさ……マイクロメートル級のバネ
精密バネ加工を手がけるミクロ発條(長野県諏訪市)は、諏訪圏工業メッセに、外径80マイクロメートル=0.08ミリメートル以下の「最微細スプリング」と呼ばれるコイルバネを出展した。肉眼ではまず認識できない太さ(細さ)だ。

NTTの光投影技術「変幻灯」を活用、世界初の“動くポスター”
ネイキッドは8日、日本電信電話(NTT)が開発した「変幻灯」技術のライセンス提供を受け、「動くポスター」の商用サービスを開始した。

光ファイバで2ペタビットの伝送に成功、ブルーレイ1万枚を1秒で……KDDI研
KDDI研究所は1日、光ファイバのデータ伝送実験において、毎秒2ペタビット(Pbps)の超大容量伝送に成功したことを発表した。従来の世界最大容量の約2倍をした。

震えても食事ができるスプーン「リフトウェア」、国内発売
Googleは1日、手の揺れを軽減させるスプーン「リフトウェア」(Liftware)の国内販売が開始されたことを発表した。高齢者やパーキンソン病患者などの利用を想定している。

富士通、通信速度を100倍に高める無線受信機を開発
富士通と富士通研究所は8日、毎秒数十ギガビットの高速無線通信が可能な、「300GHz帯小型受信機」を世界で初めて開発したことを発表した。

金属や布地の質感をプリント再現……キヤノン、「質感画像処理技術」を開発
キヤノンは8日、物体の光沢感・立体感・透明感などの「質感情報」を再現する「質感画像処理技術」を開発したことを発表した。デジタルカメラで取得し、プリントした画像において、これらを再現できるという。

キヤノン、世界最高“2億5000万画素”CMOSセンサーを開発
キヤノンは7日、約2億5,000万画素(19,580×12,600画素)のCMOSセンサーを開発したことを発表した。35mmフルサイズ以下のAPS-Hサイズにおいて、世界最高画素数になるという。

ヒールで踏んでも壊れないトランジスタ、産総研が開発
産業技術総合研究所(産総研)ナノチューブ実用化研究センターは12日、衣類のように柔らかく、ハイヒールで踏んでも洗濯しても壊れないトランジスタを開発したことを発表した。

フレーム単位で映像を特定できる動画探索技術、NTTが開発
日本電信電話(NTT)は10日、編集映像に使われている映像ショットを、多数の映像のなかから特定できる「高精度シーン探索技術」を開発したことを発表した。目視による検索時間を1万分の1以下に削減できる見込みだ。

インテルとマイクロン、不揮発性メモリを最大1,000倍高速化する新技術を開発
米インテルと米マイクロン テクノロジーは29日、不揮発性メモリ(デバイスの電源を切ってもデータが消えないメモリ)の新技術となる「3D XPointテクノロジー」を発表した。