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“光で電気の流れを止める”技術、東工大&東北大が発見……超高速光スイッチに道

エンタープライズ ハードウェア
(b)光で生成した絶縁体状態および(c)金属状態におけるホールペアの流れ
  • (b)光で生成した絶縁体状態および(c)金属状態におけるホールペアの流れ
  • 光パルスによる反射率変化
 東京工業大学、東北大学、科学技術振興機構(JST)は21日、電気の流れをレーザー光でオフ・オンする方法を発見したことを発表した。

 東京工業大学大学院理工学研究科の深谷亮産学官連携研究員(現高エネルギー加速器研究機構特任助教)、沖本洋一准教授、腰原伸也教授、同応用セラミックス研究所の笹川崇男准教授、東北大学大学院理学研究科の石原純夫教授らの研究グループが発見した。

 光を使って金属的物質(導体)を絶縁体にするのは困難とされていたが、光による電気の流れのオフ・オンを初めて実現。0.1ピコ(10兆分の1秒)秒での単一方向スイッチング、1ピコ秒での絶縁体←→金属の双方向切り替えに成功した。

 この発見を応用することで、室温を含む広い温度域で10兆分の1秒で高速動作する、次世代光スイッチングデバイスの開発が期待される。
《冨岡晶》
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