カナダ・オンタリオ州のクイーンズ大学は先月、パリ開催の国際会議で「MorePhone」を発表した。同大学のHuman Media Lab(ヒューマン・メディア・ラボ:HML)の研究グループが開発したものだ。
情報通信研究機構(NICT)は13日、ソウル国立大学と共同で、量子暗号などで使われる微弱な光信号を、遠く離れた地点に大きな信号として増幅して再生する新しい方法を考案し、その実証に成功したことを発表した。
米IBMは2日、宇宙最小の素子の1つである「原子」を使って製作した世界最小の映画「A Boy and His Atom (少年と彼の原子)」を、YouTubeにおいて公開した。ギネス世界記録にも認定されたとのこと。
産業技術総合研究所(産総研)は11日、視覚障害者のための聴覚空間認知訓練システムを、東北大学 電気通信研究所と共同開発したことを発表した。あわせて同11日より視覚障害関係者に、この訓練システムのソフトウェアの無償提供を開始した。
情報通信研究機構(NICT)は10日、「OpenFlow」において、これまで困難であった多数のコントローラによる自由な制御を可能にする手法を開発したことを発表した。既存のOpenFlowインフラへの導入が容易で、処理のオーバヘッドも抑えられるという。
NTTドコモは8日、クラウドサービスの応答時間を最大50%短縮するサーバ管理技術を開発したことを発表した。ソースコードは「OpenStack Foundation」へ提供され、「OpenStack」の最新版であるコードネーム「Grizzly」の標準機能として導入される。
富士通研究所は1日、ビッグデータをタイムリーに活用可能とする高速処理技術を開発したことを発表した。数分から数十分前の出来事を分析結果に反映可能となる。
日本電信電話(NTT)と北海道大学は21日、将来的に発生が予測される「宇宙線(中性子)による基幹ネットワーク機器のトラブル」、いわゆる「ソフトエラー」の再現実験を実施するとともに、事前対処を可能にする試験技術を確立したことを発表した。
日本電信電話(NTT)と東北大学は18日、ドイツのポール・ドルーデ固体エレクトロニクス研究所と連携し、「移動スピン共鳴(Mobile Spin Resonance)」と名付けた新現象を発見したことを発表した。
日本電気(NEC)は25日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)において、SNSの投稿内容、閲覧履歴、友人関係などから利用者の興味を高精度に分析し、最適な話題を提供するコミュニケーション活性化技術を開発したことを発表した。
日立製作所は20日、電力、交通、都市開発などの社会インフラシステム分野で、クラウドコンピューティングシステムで実現するための、高速応答ネットワーク技術を開発したことを発表した。
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)、産業技術総合研究所、理化学研究所からなる研究グループは15日、自然界に存在し、鉱物資源として古くから知られていた「テトラへドライト」が、400度付近で高い熱電変換性能を示すことを発見したことを公表した。
富士通研究所とFujitsu Laboratories of America社は18日、次世代サーバのCPU間などのデータ通信において、世界最高速の毎秒32Gbpsの高速データ伝送が可能な、送信回路・損失補償回路・受信回路を開発したことを発表した。
三菱電機は14日、都市間通信を支える光ネットワークにおいて、従来の2.5倍の通信速度となる100Gbpsの通信を実現する「100Gbps光伝送技術」を開発したことを発表した。新開発の光トランシーバーと光集積送信モジュールにより、100Gbpsの光通信を実現した。
日本電信電話(NTT)は13日、ビッグデータ分析の新たな潮流である「グラフデータ」の分析処理について、従来技術を数十倍以上高速化する、“世界最高速の分析技術”を開発したと発表した。
理化学研究所のベンチャー企業であるタグシクス・バイオと大日本印刷(DNP)は12日、「人工DNA(デオキシリボ核酸)」を含有することで、偽造がきわめて困難な印刷用インキを開発したことを発表した。
日本電信電話(NTT)は8日、「HTML5」を用いて1つのコンテンツ情報(ワンソース)を複数の端末(デバイス)に合わせ、自動で分割および連携できるコンテンツ分割・連携技術を、同社のサービスエボリューション研究所が開発したことを発表した。
情報通信研究機構(NICT)は6日、“秒”の新しい国際的な定義について議論する、2月7日~8日に “NICT Workshop on the Optical Frequency Standards”(NICT光周波数標準ワークショップ)を、東京都小金井市(NICT本部)で開催することを発表した。
KDDI、KDDI研究所、ジュピターテレコムは6日、フルハイビジョン、スーパーハイビジョン(4K、8K)の超高精細映像を高圧縮して、同時に伝送することが可能な映像圧縮符号化方式を開発し、CATV網を利用した伝送実験に世界で初めて成功したことを発表した。
NTTドコモは4日、国際標準規格の新動画圧縮方式「HEVC」で圧縮された動画を、モバイル機器やPCで復号するソフトを国内外の事業者向けに3月中に提供開始することを発表した。スマホでのフルHD再生に対応したHEVC復号ソフトの提供は世界初。
富士通研究所は29日、ファイル転送や仮想デスクトップなどのさまざまな通信アプリケーションの性能を、ソフトウェアだけで大幅に改善する新しいデータ転送方式を開発したことを発表した。
日本電信電話(NTT)は24日、大阪大学、電気通信大学と共同で、生物学の知見に着想を得た「ゆらぎアルゴリズム」を仮想ネットワーク制御へ適用することに世界で初めて成功したことを発表した。
情報通信研究機構(NICT)と日立製作所は21日、「格子の最短ベクトル問題」の解析において、世界で初めて、“825次元”の問題を解くことに成功したことを発表した。
富士通研究所は21日、PC画面を携帯電話やタブレットなどで撮影するだけで、画面に表示されているファイルをPCと携帯電話間で転送可能とする技術を発表した。IPアドレスなどを目に見えないように画像に重畳し、同時に複数の人がファイルを入手可能にする。