1万枚以上の画像から1秒で部分検索、富士通が技術開発
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画像検索に必要な処理を行うアクセラレーターを、汎用デバイスであるFPGAに搭載。処理スケジューリングの最適化を行い、CPUと効率よく連携することで、サーバの性能を飛躍的に向上させることに成功した。
試作サーバでの「部分画像検索」では、1万枚以上の画像データベースから、任意の部分に一致する画像を、1秒程度で検索できることが確認されたという。従来の汎用サーバを用いた場合は、1分以上の時間がかかっていた。今回開発したサーバと同等の検索速度を、汎用サーバを複数台使用して実現した場合と比較すると、消費電力は30分の1以下に、装置体積も50分の1以下になるとのこと。
今後は、2016年度中の実用化を目指しす。企業などが保有する画像を含む大量文書から、目的の画像を瞬時に発見し、その結果に基づき、さらに検索を対話的に繰り返すことで、文書をすばやく検索できるといった技術が期待される。
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