電車・高速道路・地下街…、スマホが切れにくいキャリアをICT総研が調査 | RBB TODAY
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電車・高速道路・地下街…、スマホが切れにくいキャリアをICT総研が調査

エンタープライズ モバイルBIZ
電車移動中の切れにくさ(音声通話)
  • 電車移動中の切れにくさ(音声通話)
  • 電車移動中の切れにくさ(データ通信)
  • 高速道路移動中の切れにくさ(音声通話)
  • 高速道路移動中の切れにくさ(データ通信)
  • ビル地下の喫茶店におけるつながりやすさ
  • ユーザーに聞いた 「つながって欲しいのに、いつもつながりにくい場所」
 ICT総研は28日、スマートフォンのつながりやすさ・切れにくさについて実測した調査結果を公表した。「ビルの地下にある飲食店(喫茶店)」「高速道路での移動中」「電車での移動中」などの状況を調査したとのこと。

 ドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの4社について、音声通話もしくはデータ通信をつなぎっぱなしにした際に、接続成功していた時間の割合で比較した。

 今回調査の結果、電車や高速道路での移動中に音声通話がもっとも切れにくいのは「au」だった。「NTTドコモ」は電車移動中、高速道路移動中、ビル地下喫茶店と全体的にトップの「au」に肉薄。特に高速道路移動中の音声通話では、首都高、東北道・中央道・東名で、4社中唯一、接続成功時間割合100%を記録した。一方で、混雑時間帯の山手線でのデータ通信で75.4%と苦戦。とくに山手線エリア内でも、トラフィックが集中する渋谷・新宿・池袋エリアで接続できない状態が長く続いた。

 「ソフトバンクモバイル」は「au」「NTTドコモ」には及ばなかったものの、大きく離されてはいなかった。電車移動中での音声通話では、山手線97.0%(トップと1.7ポイント差)、近郊3路線96.6%(同3.2ポイント差)、新幹線96.6%(同1.5ポイント差)と高い接続成功時間割合を記録した。また、データ通信については、混雑時の山手線で88.2%(NTTドコモ75.4%、au 83.7%)とトップの成績だった。「イー・モバイル」は、ビル地下で弱さを見せたが、混雑時の電車移動中では、山手線で4社中トップの96.0%、近郊3路線でもトップの98.0%を記録するなど、都心部で非常に安定した結果となった。

 「au」は、山手線で接続成功時間割合98.7%、近郊3路線で99.8%、新幹線で98.1%と、電車移動中ではいずれもトップの数値を記録した。高速道路移動中でも首都高で99.8%、東北道・中央道・東名の各高速道路でも99.9%と高い数値を示した。全体的に見て、移動中で音声通話が途切れる割合はわずか0.7%と、ほぼ途切れない状況が確認できた。

 電車や高速道路での移動中のデータ通信については、路線によって結果が分かれた。混雑時の山手線や近郊3路線では「イー・モバイル」がもっとも切れにくい結果となり、高速道路では「NTTドコモ」「au」が安定感を見せた。

 「ビル地下の飲食店(喫茶店)」については、音声通話(99.3%)、データ通信(96.0%)ともにauが僅差ながら接続成功率トップとなった。NTTドコモがほぼ引けを取らない結果(音声通話98.7%、データ通信94.7%)でこれに続く。比較的大規模なビルの場合には、音声通話、データ通信ともに4社すべて快適に接続可能であり、差は付かなかった。
《冨岡晶》
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