スマホアプリ、「自動表示機能による友達紹介」は経験者の約7割が“不快” | RBB TODAY
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スマホアプリ、「自動表示機能による友達紹介」は経験者の約7割が“不快”

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「アドレス帳の情報が自動的に他人に送信・取得され 活用されていること」についての好意度(n=1400)
  • 「アドレス帳の情報が自動的に他人に送信・取得され 活用されていること」についての好意度(n=1400)
  • 意図していない(求めていない)人が自動的に表示された経験(n=1400)
  • コミュニケーションアプリの「自動知人表示機能」を不快に感じたことはあるか(n=1400)
  • スマートフォンのコミュニケーションアプリ利用状況(n=2000)
 クロス・マーケティングは23日、「スマートフォンでのコミュニケーションアプリ利用実態に関する調査」の結果を公表した。調査期間は4月13日~17日で、全国の「20-59歳までのスマートフォンでアプリを利用している(スマートフォン所有者)」2,000人から回答を得た。

 それによると、まず、アプリの平均所有数は約17個。ただし現利用アプリの平均は、約9個と半数弱は利用していなかった。性別・年代では、「男性40代」の所有数・利用数が相対的に高かった。

 そのなかで、「コミュニケーション」アプリの使用率は7割(1400人)。もっともコミュニケーションアプリの使用率が低いのは「女性40代・50代」だったが、それでも、6割近くが使用していた。具体的な使用アプリでは、「通話アプリ」(44%)、「SNSアプリ」(41%)が4割台で高め。ただし、「通話アプリ」については、利用頻度が低く、 「1週間に1回以下」が半数を占めた。逆に、「SNSアプリ」については、利用頻度も高く、約6割が「1日複数回」利用していた。

 これらのアプリやサービスで、「登録情報をもとに知人を紹介する機能」については、認知率は6割で、男女ともに、「30代」での認知率が高かった。ただし、好意度については、6割が“良くない”と回答。「アドレス帳の情報が自動的に送信・取得され、サービス活用されていること」の認知率は5割強で、特に「男性30代・40代」での認知率が高い。ただし、好意度については、いずれの属性でも多数が否定的で、全体では、8割が“良くない”と回答した。

 また、意図していない人を自動的に表示された経験がある者は4割で、経験者の約7割近くが“不快”に感じていた。ただ、実際にトラブル経験があった者は1割程度にとどまっている。

 アプリ利用前に、安全性の確認をしている者は6割だが、アプリの基礎的な情報を調べることの重要性(約8割)に比べると低かった。確認方法については、「各種レビューを確認する」が7割弱でトップ。これに、「利用規約を読む」(40%)、「提供者(開発者)を調べる」(32%)が続くが、利用規約については、“めんどくさい”との理由で、読まない者が多かった。
《冨岡晶》
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