NECとパックネット、太平洋横断海底ケーブルシステムの伝送容量を500Gbpsに増強へ
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今回の波長増設において、NECは、米国ロサンゼルス市ならびに千葉県千倉町に設置される光海底ケーブル用端局装置を納入する。パックネットは、日本と米国を結ぶ大容量海底ケーブル「Unity」を構成する5対の光ファイバケーブルのうち2対のケーブルを保有しており、「EAC Pacific」として運用している。今回の波長増設は、日米間の通信需要の急増に応えるものであり、本年6月までに工事を完了させる予定とのこと。
パックネットは、アジア最大の独立系通信サービス・プロバイダ 。香港とシンガポールに本社を持ち、総延長46,420kmの海底ケーブルをアジアと太平洋で運用している。長さ36,800km、伝送総容量17.92Tbps~30.72Tbps、のアジア最長の海底ケーブル「EAC-C2C」、日米間9,620kmをつないでいる太平洋横断海底ケーブル「EAC Pacific」を自社保有している。同社の最高技術責任者であるWilfred Kwan氏は、「EACパシフィックの完成以来、日米を結ぶ通信需要は当初の予想を超える急増を見せています。このため、計画を前倒して海底ケーブルの波長増設を行うことを決定しました。今回の波長増設では40Gbps単位の波長を組み合わせることも可能となり、EACパシフィックの最大設計通信容量が倍増します」とコメントしている。
なお調査会社テレジオグラフィ-のリサーチディレクターであるAlan Mauldin氏は、「2010年から2016年までの日米間の通信需要は、年間平均50%で増大する見通しであり、この需要に対応するため、通信容量を大幅に拡張する必要がある」との調査結果を発表している。
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