下りは「SoftBank 4G」、上りは「EMOBILE LTE」がトップ……ICT総研、次世代高速データ通信を実測調査 | RBB TODAY

下りは「SoftBank 4G」、上りは「EMOBILE LTE」がトップ……ICT総研、次世代高速データ通信を実測調査

ブロードバンド 回線・サービス
データ通信速度測定結果(下り・昼/夜)
  • データ通信速度測定結果(下り・昼/夜)
  • データ通信速度測定結果(上り・昼/夜)
  • 昼の速度を100とした場合の夜の速度
  • 各データ通信サービスの理論上の速度最大値
 ICT総研は28日、「次世代高速データ通信」の通信速度実測調査の結果をまとめたデータを公表した。

 「次世代高速データ通信」として、現時点で理論上の最大速度が下り40Mbps前後以上のサービスを調査対象とし、NTTドコモの「Xi」(クロッシィ)、KDDIグループであるUQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」、ソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G」、イー・アクセスの「EMOBILE LTE」を比較している。測定地点は東名阪27地点の鉄道駅ホーム。各社のデータ通信端末とノートパソコンを接続して通信速度を調べた。

 その結果、まず、2012年2月に実施した調査と比較して、全体的に通信速度が大きく向上していることが明らかとなった。要因としては、各社の日々のネットワーク品質強化への取り組みの成果、「EMOBILE LTE」など新サービスの開始が挙げられるとのこと。

 通信事業者別に見ると、「SoftBank 4G」が昼夜とも下り平均10Mbps超で、首都圏では18Mbps超と、他を圧倒した。東名阪27地点の下り平均速度は、昼15.28Mbps、夜11.12Mbpsと、次点の「EMOBILE LTE」(昼9.90Mbps、夜7.95Mbps)を引き離した。「Xi」や「UQ WiMAX」に比べ利用者数が少なく回線が逼迫していないためとみられる。特に首都圏に強く、首都圏での下り平均速度は18.22Mbpsと、ダントツの速さを見せた。

 上り通信速度では、「EMOBILE LTE」が昼7.01Mbps、夜5.22Mbpsでトップの値を記録。次点は「SoftBank 4G」で、昼4.62Mbps、夜3.70Mbpsだった。「EMOBILE LTE」は理論値で上り最大速度が25Mbpsと、そもそも他社を大きく上回っており、その差を実証した形だ。また、下り通信速度でも、東名阪27地点全体で9.90Mbps、首都圏だけなら10.70Mbpsと、特に都市部で強みを見せた。

 「UQ WiMAX」は、下り平均速度が昼5.51Mbps、夜3.87Mbpsを記録。27地点のうち4地点では10Mbpsを超えており、実用十分な通信速度であると言える。「Xi」と比較すると、昼と夜の速度差が小さく、混雑する夜でもある程度安定した速度で通信できているのが特長といえる。

 NTTドコモの「Xi」は、下り平均で4.43Mbps。昼は地点ごとに安定していたものの、夜の混雑時は速度が低下し、1.91Mbpsにとどまった。特に品川、新宿、池袋など、山手線内主要ターミナル駅での夜の通信速度で苦戦した。今回の調査対象のなかでは契約数がもっとも多いサービスだが、逆に通信速度が出づらい要因にもなったと見られる。
《冨岡晶》

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