富士通、計算科学振興財団の新スパコンシステム「FOCUSスパコン」をPCクラスタ型で構築 | RBB TODAY

富士通、計算科学振興財団の新スパコンシステム「FOCUSスパコン」をPCクラスタ型で構築

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  • 「FOCUSスパコン」が設置される高度計算科学研究支援センター(1階~2階部分)
 富士通は29日、計算科学振興財団(FOCUS、フォーカス)の新スーパーコンピュータシステム「FOCUSスパコン」の構築を完了したことを発表した。

 計算科学振興財団は、次世代スーパーコンピュータ「京」の活用を図り、兵庫県、神戸市、神戸商工会議所の出資のもと2008年1月に発足した団体。「FOCUSスパコン」はブレードサーバ「PRIMERGY BX922 S2」208ノードによる、理論ピーク性能22テラフロップスのPCクラスタ型スーパーコンピュータを中核としたシステムとなる。ノード間は高速インターコネクトである「InfiniBand(インフィニバンド)QDR」で接続され、高性能な並列計算環境を実現した。

 この他、データ処理サーバとして大容量メモリを搭載した「PRIMERGY RX600 S5」、SPARCアーキテクチャーのCPUを搭載した「SPARC Enterprise M3000」、シミュレーションデータの保存やシステムのバックアップ用として「ETERNUS DX80」により構成される1PB のストレージ、利用講習用などのPCとして「ESPRIMO K551/B」33台などもあわせて導入された。

 「FOCUSスパコン」は、神戸市ポートアイランドの次世代スーパーコンピュータ施設に隣接する、FOCUSが運営する「高度計算科学研究支援センター」に設置され、4月1日より稼働を開始する。FOCUSでは今後、産業分野で頻繁に利用されている流体解析、構造解析、機構解析、計算化学などの解析アプリケーションソフトウェアや、可視化などのツール類を導入し、HPC技術の産業利用に本システムを使用する。大規模なシミュレーションを行う場合に必要となる高並列・高並行計算のトライアルをはじめ、研究開発力の強化や製造プロセスの効率化・コストダウンにつながるさまざまなスーパーコンピュータの活用を支援するとともに、同時に大学と連携した実践的な企業技術者の人材育成などの事業を行う予定。
《冨岡晶》

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