富士通のIoTメジャー「hakaruno(ハカルノ)」がMakuakeに登場!その活用方法は? | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

富士通のIoTメジャー「hakaruno(ハカルノ)」がMakuakeに登場!その活用方法は?

IT・デジタル ハードウェア
富士通のIoTメジャー「hakaruno」。スマホアプリと連携して、簡単・確実に採寸できるのが特徴だ
  • 富士通のIoTメジャー「hakaruno」。スマホアプリと連携して、簡単・確実に採寸できるのが特徴だ
  • 利用イメージ。計測したいところでボタンを押すと、測った長さがアプリに記録される。メジャー計測部では、裏側のバーコードを読み込むことで長さを認識している
  • アパレル系のメーカーでの利用例。採寸の時間を短縮し、また顧客の伝票をミスなく作成できる
  • フリマアプリでの利用例。出品画像に寸法情報を追記できる
  • hakarunoでは寸法付きの出品画像を簡単に作成できる。サイズを直感的に理解できるため、購入する側も安心できるようだ
  • DIYに、植物の観察日記に、子どもの成長記録に。用途拡大を模索する
 アパレルメーカーに勤めている、あるいはネットオークションサイトによく出品している人なら、メジャーで人やモノを採寸する機会は多いことだろう。富士通では、そんな利用シーンで便利に使えるデジタルメジャー「hakaruno」(ハカルノ)を開発した。クラウドファンディングサービス「Makuake」にて6日よりプロジェクトをスタートさせている。

■どんな使い方ができる?

 hakarunoは、スマホアプリとBluetoothで連携できるメジャー。ボタンを押すだけで採寸結果をアプリに記録できる。「企画・デザイン」を富士通デザインが、「ハードの開発・製造」を富士通コンポーネントが、「ソフト開発およびサービスデリバリー」をプライムキャストが担当する。

利用イメージ。計測したいところでボタンを押すと、測った長さがアプリに記録される。メジャー計測部では、裏側のバーコードを読み込むことで長さを認識している
利用イメージ。計測したいところでボタンを押すと、測った長さがアプリに記録される。メジャー計測部では、裏側のバーコードを読み込むことで長さを認識している


 メジャーの長さは150cm、メジャー計測部の重さは約20g。コイン電池で動く。富士通では市場の反応を確かめるべく、Makuakeで展開する道を選んだ。最安値は先着限定50名の「メジャー1個セット」で、こちらは税込15,750円となっている(参考URL:http://www.makuake.com/project/hakaruno/)。富士通が主なターゲットとして想定しているのは、アパレル系のメーカー、またはフリマアプリを利用する個人だ。

アパレル系のメーカーでの利用例。採寸の時間を短縮し、また顧客の伝票をミスなく作成できる
アパレル系のメーカーでの利用例。採寸の時間を短縮し、また顧客の伝票をミスなく作成できる


 たとえばファッションブランドの店舗なら、洋服のお直しなどの際につくる顧客伝票を簡単に確実に作成できる。採寸にかかる時間は短縮でき、また数字の書き損じなどのミスもなくすことが可能だ。またフリマアプリを利用している個人なら、出品画像に寸法情報を追記できる。富士通では実際にオークションサイトに洋服を出品して、売上につながることを確かめたという。その経緯を担当者が説明した。

フリマアプリでの利用例。出品画像に寸法情報を追記できる
フリマアプリでの利用例。出品画像に寸法情報を追記できる


 「セーターを出品したのですが、初めは画像と身丈:何cm、肩幅:何cm、...といった文字情報を別々に掲載していました。2日目には値下げもしましたが売れません。そこで3日目にhakarunoで作成した寸法付きの画像を掲載したところ注目度が増し、4日目に売れました。サイズを直感的に理解できることは、売上アップに効果的です」(担当者)。

hakarunoでは寸法付きの出品画像を簡単に作成できる。サイズを直感的に理解できるため、購入する側も安心できるようだ
hakarunoでは寸法付きの出品画像を簡単に作成できる。サイズを直感的に理解できるため、購入する側も安心できるようだ


 このほか富士通では、DIYで椅子やテーブルをつくる際の木材の採寸に、あるいは植物の観察日記に、果ては子どもの成長記録にもhakarunoが利用できるのではないかと提案する。同社でも、用途拡大を模索している最中なのだろう。「クラウドファンディングを経由することで、市場の需要を確かめられ、また製品の改善点を知ることができる。それだけでなく、意外な使い方も発見できるかも知れない」と担当者。テストマーケティングという観点からも、Makuakeでの市場の反響に期待を寄せているようだった。

DIYに、植物の観察日記に、子どもの成長記録に。用途拡大を模索する
DIYに、植物の観察日記に、子どもの成長記録に。用途拡大を模索する


■いつ手元に届く?

 質疑応答で、担当者が記者団の質問に回答した。

 Makuakeで設定したクラウドファンディングの目標金額は1050万円。これは製造開発、金型、梱包材、配送料などを含めたトータルの費用だという。残された期間は90日間。プロジェクトが成功したあかつきには、製造期間として半年をかけ、11月頃の商品の配送を予定している。海外のクラウドファンディングで展開する可能性についても質問がおよんだが、これについては「いまのところ予定はない」との回答だった。
《近藤謙太郎》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top