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スパコン「京」、Graph500で引き続き世界第1位に……2期連続

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スパコン「京」
  • スパコン「京」
  • Graph500の上位10位(2015年11月、富士通リリースより)
  • Graph500の上位10位(2015年7月、Graph500サイトより)
  • Graph500の上位10位(2014年11月、Graph500サイトより)
 理化学研究所(理研)と東京工業大学、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン、九州大学、富士通による国際共同研究グループは18日、「Graph500」において、スーパーコンピュータ「京(けい)」が、世界1位を獲得したことを発表した。

 「Graph500」は、ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキング。計算速度でスーパーコンピュータを評価する「LINPACK TOP500」において、「京」の現在の最新ランキング(2015年11月)は第4位になっている。一方「Graph500」は、複雑な計算を行う速度で評価されており、計算速度だけでなく、アルゴリズムやプログラムを含めた総合的な能力が求められている。

 2014年11月の「Graph500」では、ローレンス・リバモア研とIBMのスパコン「Sequoia」が1位だったが、2015年7月に「京」が第1位を獲得。つづく今期でも1位を獲得し、2期連続での1位となった。今回のランキング結果は、「京」がビッグデータ解析に高い能力を有していることの証左だという。

 今回「京」が持つ88,128台のノードのうち82,944台が、Graph500で使用され、「約1兆個の頂点を持ち16兆個の枝から成るプログラムスケールの大規模グラフに対する幅優先探索問題」を0.45秒で回答した。ベンチマークのスコアは38,621GTEPS。
《冨岡晶》
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