NECなど3社、省エネ対策に貢献する「熱源廻り性能測定システム」を共同開発 | RBB TODAY

NECなど3社、省エネ対策に貢献する「熱源廻り性能測定システム」を共同開発

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システム概要図
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 日本電気、NECエンジニアリング、三機工業の3社は7日、無線センサーネットワーク「ZigBee」を活用し、省エネ法対策における「見える化」に貢献する「熱源廻り性能測定システム」を共同開発したことを発表した。

 3社は、エネルギー消費実態を簡易計測することでエネルギー消費を「見える化」する事業で協業するとのことで、NECは「熱源廻り性能測定キット」として販売活動を開始し、三機工業は省エネ計画書・報告書作成業務の支援や省エネの実現に向けた改善提案のコンサルティングサービス「COP Catcher(シーオーピーキャッチャー)の提供を開始する。NECエンジニアリングは熱源廻り性能測定キットの製造、導入支援を担当する。

 「熱源廻り性能測定システム」は、熱源のエネルギー消費性能の検証に必要な熱源計測専用ソフトウェアと無線センサーネットワーク・システム(ZigBee)から構成される。無線測定項目は温度・湿度に加え、熱源性能の把握に不可欠な電力量、ガス量、冷水流量もカバー。また、測定装置は、常設かつ有線ネットワークを使用することが一般的だったが、「熱源廻り性能測定システム」は無線センサーネットワーク(ZigBee)の活用により、実態検証の対策前・後のタイミングに合せて手軽に設置し測定することが可能となった。その結果、企業がより簡便にエネルギー消費性能の検証および省エネ対策を実施できる環境を提供するとのこと。

 三機工業は、NECの熱源廻り性能測定キットを活用し、収集されたエネルギー消費性能のデータをもとに、省エネ法で義務づけされる省エネ計画書・報告書の作成業務の支援と、省エネを実現する改善提案のコンサルティングサービスも併せて提供する。

 「熱源廻り性能測定システム」の主な特長は、簡便かつオフサイトでのエネルギー消費実態の「見える化」を実現、省エネ対策実施に向けた改善提案の提供、導入コストが従来と比較して5分の1以下という3つが挙げられる。熱源機器で生成した熱量、それに必要なエネルギー、外気条件などの関係から、平日と休日、昼と夜の熱源機器の稼働状況、熱源機器の劣化度、制御性を「見える化」する。「熱源廻り性能測定システム」を熱源廻りに常設するのではなく、対策前・後に一時的に手軽に設置し、簡便に熱源運転データを収集できる。「熱源廻り性能測定システム」は、熱源以外の建物設備の計測データの「見える化」にも転用が可能だ。

 親機1台と中央熱源装置1台につき12台の子機を基本構成としており、システムの標準価格は、基本構成で120万円/セット(税別、測定機器別)。2010年1月から出荷開始され、販売目標は、今後3年間で1000セットを目指すとのこと。なお、三機工業は、1件50万円程度(規模により変動)でコンサルティング業務を請負い、3年間で700〜800社程度の計画書・報告書の支援を行い、省エネ計画・支援工事の受注を目指すツールの1つとする。
《池本淳》

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