NECとマイクロソフト、ソリューション事業での協業を拡大 〜 システムモデルベースのソリューションを共同開発 | RBB TODAY

NECとマイクロソフト、ソリューション事業での協業を拡大 〜 システムモデルベースのソリューションを共同開発

 日本電気(NEC)とマイクロソフトは2日、ソリューション事業での協業を拡大、チームを組織し企業等を対象とした提案・販売を共同で展開すると発表した。

エンタープライズ その他
 日本電気(NEC)とマイクロソフトは2日、ソリューション事業での協業を拡大、チームを組織し企業等を対象とした提案・販売を共同で展開すると発表した。

 両社の協業チームが中心となり、サーバ・ストレージ・ミドルウェア・アプリケーションソフトウェア等の、両社製品を組み合わせたシステムモデルベースのソリューションを共同で開発する。具体的には、マイクロソフトのサーバーオペレーティングシステム「Windows Server 2008」やデータベース製品「SQL Server 2008」等と、NECが有するIAサーバ「Express5800シリーズ」・ストレージ「iStorageシリーズ」・ミドルウェア・アプリケーションソフトウェアなど、両社の製品・技術を組み合わせたシステムモデルで標準化し、業種共通のソリューションとして、短期間で高い信頼性を有するWindows Serverベースシステムの構築・導入を図る。また、各業種・各ソリューションにフォーカスする協業チーム「SI協業推進チーム」を両者合わせて約100名の体制で確立するとのこと。協業チームは、製造・流通・官庁・公共・金融・通信メディアなどを対象とする各業種専門チームと各ソリューション開発チームから構成され、共同でマーケティング・販売・システム構築・運用サポートを行うとのこと。

 第一弾として、成長領域である「BI/DWH向けソリューション」「SAP向けERPソリューション」「グループウェア刷新ソリューション」「仮想化ソリューション」「中堅企業向け高可用性(FT)システムソリューション」の5種の業種共通ソリューションを7月より販売開始し、順次、メニューを拡充していく。

 「BI/DWH向けソリューション」は、「SQL Server 2008」・IAサーバ「Express5800シリーズ」・ストレージ「iStorageシリーズ」を組み合わせた、企業データの分析、経営の見える化システムを構築するソリューション。業務ごとに適用が可能な各種テンプレートが用意されている。マイクロソフトとNECが事前に共同検証を行い、データ分析システム等を短期間で効率良く構築することが可能だ。

 「SAP向けERPソリューション」は、NECの社内基幹システム構築の成果・ノウハウを活用し、両社の強みのプラットフォーム製品「Express 5800スケーラブルHAサーバ」「Windows Server 2008」「SQL Server 2008」等の組み合わせにより、SAPをベースとした基幹業務システムを対象に、高性能・高品質なERPシステムを実現するソリューションだ。

 「グループウェア刷新ソリューション」は、他社製品をベースとしたグループウェア資産を、NECのSI技術とマイクロソフトの「Exchange Server 2007」「Office SharePoint Server 2007」「SQL Server 2008」の組み合わせで、最適なコラボレーション基盤へ移行するソリューション。NECではWindows関連技術専門の技術サポートセンタ「WPEC(Windows Platform Engineering Center)」を強化し、企業の最適なコラボレーション環境の構築を実現する。

 「仮想化ソリューション」はNECの仮想化を実現する統合プラットフォーム「SigmaSystemCenter」・クラスタリングソフト「CLUSTERPRO」とマイクロソフトの「Hyper-V」「System Center Virtual Machine Manager」を組み合わせ、データセンター等の仮想化システムを容易に構築するソリューション。NECの「仮想化ソリューションセンター」で、Hyper-Vの検証やサポートなどを強化するとともに、2010年3月末までにHyper-Vのマイクロソフトの認定技術者を150人育成するという。

 「中堅企業向け高可用性(FT)システムソリューション」は、無停止型サーバ「Express5800/ftサーバ」とWindows Serverシステムによる中堅企業向け高可用性システム構築ソリューションで、顧客ニーズの高いデータベースシステムを主な対象として、2重化された「Express5800/ftサーバ」と「SQL Server 2008」を組み合わせ、中堅企業でも容易に高可用なシステム構築を実現する。 

 NECは運用フェーズにおけるハイアベイラビリティサポートを強化し、Windows Serverベースのシステム構築における品質向上・構築期間の短縮化を目的に、ハイアベイラビリティサポートをメニュー化し、7月から提供を開始する予定だ。さらに、従来から社内に配置しているWindows Serverオペレーティングシステムの内部に精通した技術者と同レベルのSQL Serverの技術者を増員するとのこと。また、マイクロソフトと共同で、SQL Server のコミュニティサイト「SQLロケッツ」を開設し、成功事例の共有・技術力強化を目的に、100名規模で活動を開始するという。 

 マイクロソフトは今回の協業を見据え、NECグループの技術者向けに、「SI技術ポータルサイト(NMtech21)」と「マイクロソフト サーバ製品支援デスク」を開設しており、NECグループの技術者約5,000名が登録・利用している。両社はこれまでにも、ハードウェア・ソフトウェア・SI領域、ユニファイドコミュニケーション領域、サービスプラットフォーム領域等において幅広い協業活動を行ってきた。今回のシステムモデルをベースとしたソリューション領域における協業は、こうした協業範囲をさらに拡大し、両社による包括的なソリューションの提供を可能にするという。
《池本淳》

関連ニュース

特集

page top