【デジージョ 座談会】どんなトレンドが見えてきた?あらためて振り返る「CES 2018」 7ページ目 | RBB TODAY

【デジージョ 座談会】どんなトレンドが見えてきた?あらためて振り返る「CES 2018」

参加したデジージョの面々で今年のCESを振り返る座談会を開催。会期終了から少し間は空いてしまいましたが、来年のCESを占う意味も込めて、それぞれが感じたCES、そして気になる製品についてお届けしましょう。

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日本の展示はどうだった?


【すずまり】:日本の企業はどうでした?

【あやの】:ソニーのブース行きました。aiboがかわいらしかった~。

ソニーのブース


常に人だかりができていたaibo


【太田】:Panasonicが100周年記念の展示をやってたね。なんかもう家電の展示っていうんじゃなくなってて。車とか、飛行機のエンタメシステムとかもやってる。

Panasonicは100年を振り返るムービーを上映していた


 あとカシオ。GPSついてて、世界初のGPS内蔵&ソーラーで駆動する新しいG-SHOCKがあった。GPS内蔵なのに充電必要ないの。すごくないですか?究極のアウトドアというか、いざとというときのエマージェンシーツール。ほんと山とかでさ、全然電波もなんにも繋がらないとかでも、一応自分の位置は確認できるっていうのすごくない?とりあえず迷子にはぜったいならないっていう。

【綿谷】:それいいね~!

カシオのブース


【太田】:電波がなくても自分の歩いた道が全部記録されるから、山の中をあるいてても記録される。世界初。ちょっと大きくて、結構ごつい感じではあるけどG-SHOCKのブランドで出る。カシオ、去年はAndroidを搭載したスマートウォッチを出してたし、なんだかんだで毎年がんばって出展してるんですよ。CESにあわせてるんですか?って聞いたら、別にそういうわけではないって言ってたけど。毎年結構大きなブースを出してるし、日本のメーカーだとカシオは頑張ってるなって思います。

GPSを内蔵し、ソーラー充電が可能なG-SHOCK


【すずまり】:太田さんは日本の、JAPAN TECH※に関してはいろいろ思うところがあると思うんです。世界における日本のポジションについてとか。
(編集部注:CESへの単独出展に高いハードルを感じる企業を募集し、共同ブースで出展していた)

【太田】:JAPAN TECHは、JAPAN TECHとしてCESに出展したのは今年初めてだったんですって。そのブースがなんとSouth Plazaっていう、巨大な長いテントみたいなゾーンの一番奥だったのね。テントが巨大すぎて、縦に長すぎて、入口から見ると一番奥はかすんでるくらい遠いの。South Plazaに出展してたのは台湾、中国、韓国みたいな感じで、全体としてアジアテックみたいな感じのところだったんだけど、その本当に一番奥だった。

こちらがSouth Plaza。ちなみに入口は写真の右手側になる


【綿谷】:JAPAN TECHは遠かったねぇ。最終日にすずまりさんと行ったんだけど、これまじかっていうくらい遠かった!

【太田】:なぜそうなったのかをエウレカにいたJETRO(日本貿易振興機構)の人に聞いたわけですよ。なんであんな遠くになったんですかって。タイミングの問題で国内で足並みがそろわなかったり、出展条件がかなり厳しくて、それも過去の出展実績がものをいうから初めてだと厳しかったり、相手側の交渉窓口の担当者が変わってしまって交渉が難しくなったり、お金がどこからもでない状況だったりと、いろいろあったみたいですね。日本はとにかく物作りのスタートアップの数がそもそも少ないから、その要件にあうところでやると、規模を確保できないとかいう話を聞きました。

JAPAN TECHブースの様子


【すずまり】:本当にどん詰まりだったので、日本人としてはちょっと悲しくなった。はじめて現実をみた感じ。ああいうところに行ってみないと見えないよね。世界のそういうスタートアップが集まる場所で、日本がどういうポジションにいるかっていうか。規模とか勢いみたいな。

【太田】:一方でTumugさんみたいに、Cerevoさんと一緒に自分たちで出すみたいなところもあって、それはそれで日本にもいいスタートアップがいっぱいいるみたいな感じではあったんですけど。難しいよね。国としてやるのがいいのか。それぞれもっと小さい単位がいいのかは分からないけど。出展する側にもいろんなしがらみがあるんだろうけど、今年はじめて日本として出したというわりにはそういう扱いだったから、ちょっと寂しかったっていうのはあるね。

 それと、私も初めてCESに行ったときに一番衝撃を受けたのって、日本の名だたる企業のブースがすごく小さかったこと。そのときにはじめて日本のメーカーってこういうポジションなんだっていうのを知った。そしたらいつのまにか日本のブースは出展すらしなくなって。そうこうしているうちに去年からLVCCのCentral HallにHUAWEIがやってきた。その前まではSouth Hallだったんですよ。そういうメーカーの栄枯盛衰も如実に見えますね。

Central Hallにブースを構えるHUAWEI。その勢いは止まらない


【あやの】:車はいつからなんですか。トヨタとか。

【太田】:車は私たちが行き始めたときはもうあったよね。でも、それこそiPhoneのケースとかと一緒だったんですよ。

【すずまり】:えー!iPhoneケースと一緒とか今は信じられない(笑)。

【太田】:もともと車はNorth Hallの一部がそうだったんだけど、だんだんスペースがでかくなってきて、今はもう全部車になった。今年なんかもうモーターショウかっていうくらいでした。ちょうどその前に東京モーターショーがあってからのCESだったから、アップデートされてるものって少なかったですけど。日本の展示はモーターショーで出たものがほぼ出てたって感じ。新しいのは自動運転くらいかな。

North HallのHONDAブースの一部


North HallのTOYOTAブース


North HallのNISSANブース。自動車の展示会のよう


 すずまりさんは全体を見てどうだったんですか。感想というか、それこそ私がいったような日本のメーカーについてとか。

【すずまり】:ヘルスケアを意識して見ていたせいもあるけど、印象に残ってるのはオムロンかな。例の卓球マシンが進化していた!

【太田】:オムロンは今回出してましたね。ヘルスケアのブースも出していたし。

【すずまり】:そうそう。本体は卓球ロボットが大盛況だったし、オムロンヘルスケアではウェアラブルの血圧計に注目が集まってましたね。あの卓球ロボットは4代目だそうで。人間を打ち負かしてやろうというんじゃなくて、相手の下手さに合わせてうまくラリーが繋がるように、AIを搭載して進化していました。

オムロンのブース


4世代目だという卓球ロボット「フォルフェウス」。AI機能により相手のレベルにあわせてラリーが続くよう配慮してくれるという


オムロンヘルスケアでは、腕時計サイズまでの小型化に成功した、ウェアラブル血圧計のプロトタイプを展示


 日本人だから分かるっていうのもあるかもしれないけど、日本のメーカーは規模は小さいけど、1個1個みると分かりやすくて面白い製品が多いと思いました。傾けたり乾杯したりすると光るガラスの枡もそうだし、ある程度製品化できてて形になってて、話を聞くとなるほどねって思えるものが多かった気がする。Tumugさんのコネクティッド・ロック「TiNK」なんて、面白かった。デジタルだから彼氏と別れた瞬間、キーをぴっと消したりね!

【一同】:爆笑

【すずまり】:彼氏閉め出してバーン!とドア閉じて、即鍵消しておわり!って 面白かったんだよ。なるほど!これがデジタルのメリットだ!って(笑)。

【一同】:(笑)

Tumugのコネクティッド・ロック「TiNK」。リアルなプロモーションムービーがよかった


【太田】:初日にやったプレス向けの説明会のやつね。そこでTumugが流してたプロモーションビデオがすごい現実的で面白くて分かりやすかったの。

【すずまり】:ああいうのいいよね。 説明受けて見せて貰ったけど、みなさんいずれも切り口が面白いじゃない。1個1個はわりと分かりやすかったと思う。

【太田】:日本メディアとしての欲目は入ってると思いますけど(笑)、日本のスタートアップ、頑張ってるなっていうのは同感。

【すずまり】:だから逆に、もうちょっと目立つところにしてあげたい!

【太田】:これまでは日本のスタートアップをゆっくりみる時間がなかったので、まとまってくれてたおかげで、今年は見やすかったっていうのはある。

【綿谷】:次は目立つところで派手にやってほしいよね。

男性目線で作ったスマートルームディフューザー「Scentee Machina」。オリジナルのフレグランスも用意されるという


傾けたり乾杯したりすると色が変わる「升・グラス」


振動に反応して、まるでペットのように尻尾がうごく癒やし系しっぽクッション「Qoobo」

《すずまり》

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