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【エンジニア女子】誰かの「道」を作ることに魅力を感じエンジニアに!…生方桜子さん

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PFU・生方桜子さん【撮影:浜瀬】
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 今回は株式会社PFUのインフラ・サービス&インテグレーション事業本部に所属の生方 桜子さんを紹介。入社5年目のエンジニアだ。

---現在どのような業務を行なっていますか?
現在、私はお客様向けの大規模ネットワークシステムの運用業務を行っています。PFUはスキャナーをはじめとする「ものづくり」の企業としてのイメージが強いかもしれませんが、実はネットワークの設計・構築・運用・保守といった、「セキュアインフラ構築・運用サービス」も全国規模で展開しています。当社はマルチベンダー環境に対応しており、私は、ネットワーク機器の安定した通信環境の維持・管理を担当しています。お客様の状況に応じて、機器の設定変更やファームウェアのアップデートを行うほか、「ネットワークに接続できない」「拠点で停電が発生した」といった、突発的かつ緊急度の高いお問い合わせにも迅速に対応しています。運用業務の多くは中継サーバ上から実施しており、ネットワーク機器への接続もリモートで対応可能です。障害対応やトラブルなどで現地に出張するケースもありますが、基本的には在宅勤務を中心に柔軟な働き方を実現しています。こうした日々の業務を通じて、お客様の安心・安全なネットワーク環境の実現を支えています。

---ご自身が携わっているシステムについて教えてください。
具体的には、お客様向けネットワークインフラ基盤のVPN装置運用に携わっています。このシステムは、全国に拠点を持つお客様の業務を支える重要なインフラであり、安定したネットワーク通信の提供が求められています。特に近年では、リモートワークの普及により、オフィスや自宅など働く場所を自由に選べるようになったことで、いつ・どこからでも安全にアクセスできるネットワーク基盤の重要性が一層高まっています。そのため、利便性と安全性を両立したネットワーク環境の維持が不可欠であり、常に安全性の高い最新のセキュリティを保ち、システムの安定した運用を支えています。

---業務の中で大事にしている点や気をつけていることはなんですか?
ビジネスの継続性を確保し、お客様の業務の中断を防ぐことです。ネットワークシステムは構築が完了したら終わりではなく、構築期間が終わった後も安定して稼働し続けることが求められます。だからこそ、運用・保守は非常に重要な役割を担っています。お客様が今日も当たり前のようにインターネットを利用し、いつも通り社内で誰かと通話をする――そんな日常業務の「当たり前」を支え続けることこそが、私たちの業務の中で最も重要だと考えています。

---好きなプログラミング言語とその理由を教えて下さい。
現在の業務ではプログラミングは使用していませんが、大学時代には情報デザインに興味を持ち、特にWebデザインが好きでJavaScriptやHTMLを使用することがありました。制作の中で、ユーザインターフェースの設計や視覚的な表現の工夫に面白さを感じ、ユーザからの操作のしやすさや、見やすさを意識したデザインを心がけていました。現在はネットワークエンジニアとしてインフラの運用に携わっていますが、当時の経験を通じて得た「ユーザ視点」は、ネットワーク運用に必要なドキュメントや説明資料の作成など、今の業務にも活かされていると感じています。技術だけでなく、伝え方や見せ方を意識することの大切さを、プログラミングを通じて学べたことは、今の自分にとって大きな財産です。

---エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
ネットワークエンジニアを目指したきっかけは、誰かの「道」を作ることに魅力を感じたからです。日々の業務や生活の中で、ネットワークはあまり意識されることがありませんが、なくてはならない存在です。情報が正確に、速く、安全に届けられるためには、見えないところで情報を行き来させる仕組みが必要であり、ネットワークはまさに情報の「道」だと思います。その「道」を設計し、整備し、守っていく。そんな「縁の下の力持ち」としての役割に大きなやりがいを感じ、ネットワークエンジニアという職業を選びました。( 個人的に趣味として「茶道」の師範許状を取得しており、同じ「道」を志すことから、より惹かれたということもあるのかもしれませんが…。笑 )。日々の運用業務や障害対応など、目立たないけれど重要である仕事を通じて、人や組織の活動を支えることには責任とやりがいを感じています。

---いまの仕事を選んで良かったと思うことはなんですか?
現地やリモートで、お客様が実際に社内ネットワークを利用している場面を目にできることです。自分の仕事が誰かの役に立っていることを改めて実感し、この仕事に携わることができて良かったと感じます。社内でネットワークを利用するという誰かの「当たり前」を守っている自負と、情報の大きな「道」を支え続けているという責任感を、より一層感じる瞬間でもあります。

---他の職業では体験できないことはありますか?
専門的な知識と、臨機応変な応用力が自然と身に付くところです。ネットワーク運用のトラブル時、戦う相手は機械であり、正確で迅速なトラブルシューティングが求められます。その際に過去のパターンや傾向をもとに、あらゆる可能性を考慮して対応する必要があります。しかし、必ずしも過去のトラブルと原因が同様の事象であるとは限らないため、常に柔軟な発想と冷静な判断が求められます。そうした経験を積み重ねる中で、論理的思考力と応用力が自然と鍛えられていくのは、ネットワークエンジニアならではの強みだと感じています。

---エンジニアなら読んでおきたいと思う本を推薦して下さい。
『図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる』

---どういった方がエンジニアに向いていると思いますか?
私が尊敬する先輩方をイメージすると、問題解決に向けて、粘り強く誠実に向き合える人だと思います。

---今後はどのようなエンジニアを目指していきたいですか?
トラブルに対して迅速かつ的確に対応できる問題解決力と、チームやお客様とのより良い関係性を築くコミュニケーション力を兼ね備えたネットワークエンジニアになることを目指しています。技術力と人間力の両面を磨き、信頼される存在になれるよう頑張ります。

《RBB TODAY》

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