【Interop Tokyo 2018】丸文のテーマは5G/IoT!自動運転、バイオセンサの未来を垣間見る | RBB TODAY
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【Interop Tokyo 2018】丸文のテーマは5G/IoT!自動運転、バイオセンサの未来を垣間見る

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PCTEL社のRFスキャニングレシーバーと、SPIRENTのGNSS記録再生システム
  • PCTEL社のRFスキャニングレシーバーと、SPIRENTのGNSS記録再生システム
  • ドローン搭載されたRFスキャニングレシーバー
  • トラクターの自動運転についての提案も行われていた
  • mc10のフレキシブル皮膚密着型バイオセンサについてのデモ
  • センサーに柔軟性があり、身体の形状や動きにフィットする
  • Interop Tokyo 2018に出展した丸文のブース
 エレクトロニクス商社の丸文は、幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2018」に出展した。

車の自動運転に向けて、RFスキャニングレシーバーを出展


 今回同社が出展したブースの中でも、特に注目を集めていたのが、PCTEL社のRFスキャニングレシーバーについての展示だった。これは、セルラーネットワーク通信の品質を測定するためのもので、会場では車の自動運転技術やスマート農業への応用が案内されていた。

 車の自動運転技術についての展示では、SPIRENTのGNSS記録再生システムと一緒に、車のトランク部分に搭載。位置情報とともに、電波状況を記録するデモがおこなわれていた。これはR&D向けの評価装置として提案するもので、車の自動運転に必要となる路車間通信や車車間通信などに必要となる、電波品質を計測するためのソリューションとなる。自動車メーカー、受信機のコンポーネントメーカーなどに向けて提案中のものとのことだ。

トラクターの自動運転についての提案も行われていた
トラクターの自動運転についての提案も行われていた


 一方、スマート農業ではSeptentrioのGNSSレシーバーと組み合せ、トラクターの自動運転のハードウェア向けとしての提案が行われていた。また、スマート農業向けでは、ドローンにRFスキャニングレシーバーを搭載し、農場の電波状況を計測するというソリューションも展示されている。

ドローン搭載されたRFスキャニングレシーバー
ドローンに搭載されたRFスキャニングレシーバー


薄型軽量で柔軟性も〇、日常に使えるバイオセンサー


mc10のフレキシブル皮膚密着型バイオセンサについてのデモ
mc10のフレキシブル皮膚密着型バイオセンサについてのデモ


 丸文のブース入り口では、エアロバイクを漕ぐデモがおこなわれていた。これは、mc10のフレキシブル皮膚密着型バイオセンサを紹介したもので、横に置かれたタブレット上では、内臓された6軸モーションセンサー、表面筋電位センサーのスキャンデータが表示されていた。

 ただ、この製品は基本的に、スキャンデータを内蔵メモリーに保存するような利用になるという。軽量薄型で、伸縮性のある素材を採用。皮膚の動きに合わせてフィットするので、日常的に貼り付けて利用するような利用を想定しているそうだ。mc10の本拠地アメリカでは医療機器として認証を受けており、今月から主に研究者向けとして販売がおこなわれているとのこと。

センサーに柔軟性があり、身体の形状や動きにフィットする
センサーに柔軟性があり、身体の形状や動きにフィットする


 貼り付け箇所には特に決まりはなく、例えば腿と脛の2か所に装着して、加速度センサーで膝の曲がる角度を計測。在宅でのリハビリでアドバイスをおこなうような使い方もできるという。

 今後はパートナーとの協業も視野に入れながら、研究者向けに販売していくとのこと。国内においても、医療機器としての認証の取得を進めていくようだ。
《とびた》
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