2月12日は「ブラの日」……ワコールが振り返るブラジャー100年の歴史 | RBB TODAY

2月12日は「ブラの日」……ワコールが振り返るブラジャー100年の歴史

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ワコールの「ブラパット」
  • ワコールの「ブラパット」
  • 1951年頃に作られたブラジャー
  • 2010年発売『胸もと年齢マイナス5歳をめざすブラ』
  • 「さぁ、これからのブラを考えよう。」アイデア募集キャンペーン
 ワコールは6日、来年のブラジャー生誕100周年にむけて、これからのブラジャーを考えるアイデア募集キャンペーン「さぁ、これからのブラを考えよう。」を開催することを発表した。キャンペーン開始日は2月12日「ブラの日」からだ。

■ワコールが振り返るブラジャーの歴史

 「ブラの日」は、アメリカ人女性メアリー・フェルブス・ジェイコブ氏が、ブラジャーの原型となるものを考案し特許を申請した日(1914年2月12日)にちなんだ記念日とのこと。ワコールによると、“バストを覆う衣類の起源”は紀元前3000年中期にさかのぼるといわれ、当時はバストを覆うのではなく、乳房が垂れ下がらないようにアンダーバストを下から支えるベルト状のものであったと伝えられているという。

 その後、バストを押さえつけ小さく見せ、身体の女性的特徴を隠すという禁欲的意味合いを持つ時代などを経て、1914年2月12日、アメリカのメアリー・フェルブス・ジェイコブ氏が「BRASSIERE(ブラジャー)」で特許を申請。それまで肩ひもがないためズレ落ちたり、つけごこちが不安定だった「バスト・ガードル」と呼ばれていたものに肩ひもをつけ、定位置にぴったり安定するようになった現代のブラジャーの原型的なものとだった。

 日本では、昭和初期の1929年代に「乳房バンド」が誕生。しかし、当時は着物文化でバストを目立たせるという発想自体がなく、なかなか普及しなかった。終戦後、急速にファッションが欧米化したことで、1949年にワコールの前身・和江(わこう)商事から発売された、バストを形良く見せる『ブラパット』が大人気となる。ただし『ブラパット』は、日本人が憧れたバストの“理想形に近づけるためのもの”という発想で、個々人の体型に合わせたものではなかった。

■日本人女性に合わせた進化

 1950年に入って、アメリカ人用のS/M/Lサイズ展開のブラジャーを、日本人女性向けのサイズに変えた、和江商事第一号のブラジャーが生産開始となる。さらに1956年には新しいサイズ規格が採用され、より日本人女性に合う形へと発展を遂げた。当時は、トップバストの周径値とカップサイズを組み合わせ、たとえば「32 B」などとインチで表記されていた。

 東京オリンピック開催の1964年頃から、伸びる繊維の使用でここちよい装着感を実現したワコールの『ストレッチブラ』など、素材によるフィット性の高いブラジャーが女性をより活動的に変化させる。なお同年、ワコールは「ワコール製品研究部」(現・人間科学研究所)を発足。以来のべ4万人以上におよぶ日本人女性の体型計測を行い、その研究結果を独自の商品開発に応用しているという。

 1980年、ワコールも大きく貢献し、ブラジャーの規格やサイズ表記の基準となる新JIS基準改定が行われた。それまで品目やメーカーによってバラつきがあった規格やサイズが、日本人の体形に対応するものへと変化した。1990年代に入ると、からだをより魅力的に見せたいという女性の願望が強くなる。1992年発売の『グッドアップブラ』は、バストを“寄せて上げる”というコンセプトの造形機能が高く評価され、時流をとらえて大ヒットした。

 2010年には、人間科学研究所の45年以上にわたる研究結果を活用し、加齢によって変化したバストの「かたち」や「やわらかさ」に対応するブラジャー『胸もと年齢マイナス5歳をめざすブラ』を発売。からだに合ったブラジャーを選ぶためには、サイズだけでなくバストの「かたち・やわらかさ」を考慮する必要があることを新たに提案した。

■“あなたが考える、これからのブラジャー”のアイデアを募集

 ワコールでは、来年のブラジャー生誕100周年にむけて、「こんなの便利」「こんなにおもしろい」など、実現して欲しいブラジャーのアイデアを募集。「ブラの名前」と「キャッチコピー」だけでも応募可能で、アイデアは1人いくつでも応募できる。応募アイデアの一部はイラスト化し、キャンペーンサイトにて随時紹介していくとのこと。また、応募者のなかから抽選で30名に「自分のブラを見直すチャンス。ワコール商品券1万円」がプレゼントされる。応募期間は2月12日~4月30日23:00まで。PC・スマートフォンからも応募可能(イメージや画像も添えての応募は、PCからのみ)。

参考:
「ワコール50年史」「下着の事典」ワコール
日本洋装下着の歴史」日本ボディファッション協会
《冨岡晶》

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