KDDIがMNPで13ヵ月連続首位を獲得!ドコモの転出超過は過去最大に | RBB TODAY

KDDIがMNPで13ヵ月連続首位を獲得!ドコモの転出超過は過去最大に

 7日、電気通信事業者協会(TCA)が携帯各社10月末時点の契約数を発表した。

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iPhone 5
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  • 11月の発売が予想されるiPad mini Cellularモデルの影響も気になるところ
  • ドコモ、2012年度冬モデル発表会に登壇した加藤社長
  • 山手線全29駅カバーをアピールするソフトバンク孫社長
  • KDDIの田中孝司社長
 7日、電気通信事業者協会(TCA)が携帯各社10月末時点の契約数を発表した。

 ナンバーポータビリティ「MNP」では、KDDI(au)が同社歴代2位となる152,693件の転入超過で13ヵ月連続1位に。2位のソフトバンクモバイルは37,900件の転入超過で引き続きプラスを維持、一方、3位のNTTドコモは過去最大189,800件の転出超過と、非常に苦しい数字となった。契約純増数では、247,600件の純増でソフトバンクモバイルが1位を維持したが、続くKDDI(au)が238,775件とその差は縮まっている。ドコモは、過去4番目に少ない7200件の純増と、こちらもかなり厳しい数字となった。

 9月に引き続き、iPhone 5を発売した2キャリアの好調が続いている。純増数で1位を維持したソフトバンクモバイルは、「“スマホ下取りプログラム”や“4G/LTEスマホ家族キャンペーン”などがご好評いただいています。(iPhone 5の)LTEに関しても、先日山手線全駅カバーを発表させていただき、イー・アクセス様との経営統合もあり、期待していただけていると思います」(広報)とコメント。同社の孫正義社長は、10月31日に開催した決算発表会にて、LTEネットワークや電池持ちについて、当初は遅れを取っていたが挽回したと強調していた。

 iPhone 5発売でスタートダッシュに成功したKDDI(au)は、10月に関してもMNPで他社を大きく引き離した。純増数も大幅に伸ばしており、iPhone 5の販売において好調を維持しているとみられる。その要因は「やはりテザリングや電池持ちなどの機能優位性、LTEネットワークの速度とエリア優位性です」(広報)と、こちらもLTEネットワークや電池持ちで依然優位にあることをアピール。この点については両社トップの“舌戦”も注目されているが、数字の上では依然KDDI(au)に勢いがあるようだ。iPhone 5の販売好調のほか、「auスマートバリュー」や「auスマートパス」、「女子割・男子割」の浸透も好調の要因とのこと。「auスマートバリュー」適用の携帯電話回線数は9月末で200万を突破し、「auスマートパス」の会員数は10月初旬に250万を突破している。さらに、11月の新機種が全てLTE対応ということで、Androidの部分でも伸張を見込んでいるとした。

 MNPの転出超過が過去最大を記録してしまったドコモだが、やはりiPhone 5発売によるポートアウトが大きく影響しているとのこと。加えて、冬モデル製品が11月以降順次発売になっていくため、それに伴った買い控えによるポートインの減少も影響しているという。ただ、10月18日に発表したXiスマホ割が好評で、販売は回復傾向にあるとした。冬モデルのラインナップでは他社を圧倒しているだけに、11月以降は挽回していきたいところだ。

 また、10月30日にJ.D.パワー アジア・パシフィックが発表した「2012年日本携帯電話サービス顧客満足度調査」において、KDDI(au)がキャリア各社の顧客満足度でトップを獲得した。ここでは特に「各種費用」と「提供サービス」において高い評価を得たという。次いで2位はNTTドコモ、3位はソフトバンクモバイル。同調査によると、この1年でスマートフォンの利用率は15%から30%へ倍増したものの、「通信品質・エリア」の部分で業界全体として顧客満足度が低下している。また、スマホユーザーからの「電池が持たない」といった不満も、フィーチャーフォンユーザーに比べて圧倒的に多くなっている。こういった点は、まさに今KDDI(au)とソフトバンクモバイルが火花を散らして競いあっている部分でもある。今後、ドコモも含めた3キャリアによる競争の結果、環境が改善され、こうした不満が解消されることを期待したい。
《白石 雄太》

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