NICT、スマホ向け翻訳アプリ「ChaTra」発表……多言語・複数人で同時に会話可能 | RBB TODAY

NICT、スマホ向け翻訳アプリ「ChaTra」発表……多言語・複数人で同時に会話可能

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チャット画面。英語を選択しているユーザーには英語のみが、日本語を選択しているユーザーには日本語のみが表示される
  • チャット画面。英語を選択しているユーザーには英語のみが、日本語を選択しているユーザーには日本語のみが表示される
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 情報通信研究機構(NICT)は13日、スマートフォンを利用して、異なる言語を話す複数人が同時にChat(チャット)のように会話ができる、音声翻訳アプリ「ChaTra」(チャトラ)を開発したことを発表した。

 NICTでは、多言語の自動音声翻訳技術の研究成果を広く周知し、利用データによる性能改善およびユーザビリティ調査を行うための実証実験として、昨年8月からiPhone用、今年4月からAndroid用の音声翻訳アプリケーション「VoiceTra」の無料公開を行っている。「ChaTra」は、「VoiceTra」の技術を応用したもので、会話しようとする複数人(最大5名)が、個々の端末間(iPhone、Android端末)を接続し、異なる言語で同時にコミュニケーションをとることが可能となっている。3G回線またはWiFiを介して世界中から利用することができる。

 VoiceTraで使われている、テキストによる入出力21言語に対応(うち、6言語は音声による入出力にも対応)、旅行会話用としての高い翻訳精度などの機能を応用しているとのこと。音声またはテキストのどちらかで入力すれば、相手の端末から音声およびテキストの両方で出力される(音声対応していない言語の場合はテキストのみ利用可能)。

 NICTでは、性能評価・改良およびユーザビリティ調査のための実証実験として、年内に「ChaTra」の無料公開を行う予定。また、「ChaTra」は、ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)において日本が中心になって標準化されたプロトコルを実装しているため拡張性に優れており、この点を生かして、来年度からは、さらに広く世界各国の研究機関と協力した音声翻訳の実証実験を計画している。
《冨岡晶》

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