“旅行・観光”に特化!通信不要の音声翻訳機「ili(イリー)」を試そう | RBB TODAY
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“旅行・観光”に特化!通信不要の音声翻訳機「ili(イリー)」を試そう

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ログバー 代表取締役 CEOの吉田卓郎氏が製品と店舗を紹介した
  • ログバー 代表取締役 CEOの吉田卓郎氏が製品と店舗を紹介した
  • 手のひらサイズのオフライン音声翻訳機、ili。軽量なので海外旅行にも気軽に持っていける
  • 店内の様子。体験エリアでは、スタッフに説明を聞きながら使い勝手を試すことが可能だ
  • 店舗にはili開発の歴史がたどれるコーナーが設置されていた。小さな製品版を見た後だと、プロトタイプの大きさに驚いてしまう
  • ili表参道 期間限定ストアのフロアマップ。屋外にも施設を用意する
  • 黄金のiliに「行きたい国」と「そこでやりたいこと」を伝えると、豪華賞品が当たるイベントを開催している
  • 店舗のエントランスの様子。手前の小屋がPANIC BOX。例え絶望感でも、友人や恋人と共有すれば楽しい思い出に変わるかも知れない
  • オープンの前日、店舗前ではテープカットとフォトセッションが行われた
 オフライン音声翻訳機「ili」(イリー)を展開するログバーでは、2月3日から2月28日までの期間限定で「ili表参道 期間限定ストア」(東京都港区南青山5-6-6)をオープンする。店内ではiliの使い勝手を試せるほか、ili本体や海外旅行が当たるイベントもおこなう。また製品を購入することも可能。販売価格は税別19,800円となっている。

■iliの開発コンセプト

 iliはオフラインで音声翻訳できるのが特徴の製品。重さはわずか42gしかなく、ストラップを通して首から下げて持ち歩くことが可能だ。翻訳スピードは最速で0.2秒。英語、中国語、韓国語の3言語に対応している。そもそも、どのような経緯で開発された製品なのだろうか。ログバー 代表取締役 CEOの吉田卓郎氏が詳細を語った。

ログバー 代表取締役 CEOの吉田卓郎氏が製品と店舗を紹介した
ログバー 代表取締役 CEOの吉田卓郎氏が製品と店舗を紹介した


 世の中に翻訳サービスは増えてきたが、オンライン環境が必須となるものが多い。しかし海外でインターネットに接続するのは、決して容易なことではない。そもそも電波の状況が良くない地域もある。そこで吉田氏は、オフラインの翻訳機が必要だと考えた。いくつもの試作機を経て、ようやく現在の形に落ち着いたという。

手のひらサイズのオフライン音声翻訳機、ili。軽量なので海外旅行にも気軽に持っていける
手のひらサイズのオフライン音声翻訳機、ili。軽量なので海外旅行にも気軽に持っていける


 iliが競合製品と大きく違うのは、機能を一方向の翻訳に絞った点。例えば日本語で喋った「おはよう」は英語、中国語、韓国語に翻訳できるが、相手が喋った言葉は日本語に翻訳できない。これについて吉田氏は「実際の場面では、相手に翻訳機を渡して、使い方を説明して、喋ってもらうまでにこちらの心が折れる。相互の言語を翻訳することは技術的には可能だが、敢えて割愛した」と説明する。iliでは、こちらの意思を伝えることにフォーカスを当てたという。

店内の様子。体験エリアでは、スタッフに説明を聞きながら使い勝手を試すことが可能だ
店内の様子。体験エリアでは、スタッフに説明を聞きながら使い勝手を試すことが可能だ


店舗にはili開発の歴史がたどれるコーナーが設置されていた。小さな製品版を見た後だと、プロトタイプの大きさに驚いてしまう
店舗にはili開発の歴史がたどれるコーナーが設置されていた。小さな製品版を見た後だと、プロトタイプの大きさに驚いてしまう


 店舗の奥には黄金のiliが用意されており、「行きたい国」と「そこでやりたいこと」を伝えると豪華賞品が当たるユニークなイベントも開催中。海外旅行、ili本体、こんにゃくのいずれかが当たる趣向となっている。

黄金のiliに「行きたい国」と「そこでやりたいこと」を伝えると、豪華賞品が当たるイベントを開催している
黄金のili


 このほか屋外には「PANIC BOX(パニックボックス)」という小屋を用意する。これは「海外旅行先で言葉が通じない絶望感」を擬似的に味わえるコーナーで、例えば「中華料理店でビールの注文が一向に通じない」「マッサージ店で痛みを訴えているのに分かってもらえない」といった、外国人と意思疎通できないもどかしさを存分に体験できるという(取材日はまだ準備中だった)。

 担当者に話を聞いた。昨年末にリリースを開始したiliだが、いま40~70代の購入者が増えているという。ボタンひとつのシンプルな設計にしたこと、インターネットに接続する手間がないことが支持されているようだ。ところでiliには、どのくらいの単語数を収録しているのだろうか。これについては「数は明らかにできないのですが、旅行や観光に特化した単語、フレーズに注力することで高い精度を出しています」と担当者。中国語であれば水餃子、小籠包、北京ダックなどの単語はもちろん収録しているが、「オススメの料理を教えてください」のように伝えて料理のメニューを指さしてもらう、といった使い方も想定しているという。

オープンの前日、店舗前ではテープカットとフォトセッションが行われた

 micro USBで充電できる仕様で、駆動時間は3日間。2泊3日ほどの海外旅行であれば充電もあまり気にせずに利用できるだろう。またiliではPCと接続することでアップデートにも対応。最新単語の追加、翻訳精度の向上のほか、対応言語の追加なども考えているようだ。先の担当者は「まずは、伝わらないことのフラストレーションを解消したい。是非、多くの方に表参道まで足をお運びいただき、iliを体験してもらえたら」とアピールしていた。



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《近藤謙太郎》
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