NEC、ネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」!OpenFlow対応で通信経路を自動選択 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NEC、ネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」!OpenFlow対応で通信経路を自動選択

ブロードバンド テクノロジー
プログラマブルフロー・コントローラ「UNIVERGE PF6800」
  • プログラマブルフロー・コントローラ「UNIVERGE PF6800」
  • プログラマブルフロー・スイッチ「UNIVERGE PF5240」
  • ネットワーク構成図
  • 主な製品仕様
 NECは9日、世界で初めて新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」を製品化し、企業やデータセンター事業者向けに販売を開始した。

 OpenFlowは、スタンフォード大学を中心としたコンソーシアムが規定するネットワークに関する技術とオープンなインターフェイス仕様の総称で、次世代のネットワーク制御技術として注目されている。NECは、2008年にスタンフォード大学と共同で日米間の広帯域ネットワークを使用したOpenFlowの実証実験を行っている。また今年、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)などと共同で、OpenFlow技術を用いて3D映像配信の実証実験(さっぽろ雪まつり、沖縄プロ野球キャンプの映像伝送など)を成功させている。

 「UNIVERGE PFシリーズ」では、OpenFlow技術を採用したことにより、通信負荷の増大や障害を検出し、最適な通信経路を自動的に選択できる。すでに日本通運が業務システムに採用を決定しているという。「UNIVERGE PFシリーズ」は、ネットワークを集中管理/制御する「プログラマブルフロー・コントローラ(PFC)」と、データを高速転送する「プログラマブルフロー・スイッチ(PFS)」をラインアップ。従来は各スイッチに一体化されていたデータ転送機能と制御機能を分離し、制御機能をPFCに集約。PFCがネットワーク全体を監視し、各データの最適な経路を判断してPFSに指示を出す仕組みとなる。パケットの通信経路や状況を統計情報(パケット量、バイト数、セッション継続時間など)としてGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)で管理することも可能。

 価格は、プログラマブルフローコントローラUNIVERGE PF6800が1000万円~、プログラマブルフロースイッチUNIVERGE PF5240が250万円~。いずれもで2011年5月上旬出荷開始となる。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top