2008年の国内ユニファイドコミュニケーション市場規模は1,865億円 〜 IDC Japan調べ | RBB TODAY

2008年の国内ユニファイドコミュニケーション市場規模は1,865億円 〜 IDC Japan調べ

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国内ユニファイドコミュニケーション市場 エンドユーザー売上額予測:市場セグメント別、2007年〜2013年
  • 国内ユニファイドコミュニケーション市場 エンドユーザー売上額予測:市場セグメント別、2007年〜2013年
 IDC Japanは7日、国内ユニファイドコミュニケーション(UC)市場の調査にもとづく、2008年の同市場の分析と2009年〜2013年の市場予測を発表した。

 同社ではユニファイドコミュニケーションを「IPネットワークを活用し、企業における既存のワークフローを改善し、新しいビジネスフローを創造する通信手段」と定義し、2007年から継続した市場調査を行っているとのこと。今回の調査では、IP-PBXや企業向けVoIPサービスなどを含む「UCプラットフォーム市場」、ユニファイドメッセージングやIP会議システムなどを含む「UCアプリケーション市場」、SIサービスなどを含む「UCプロフェッショナルサービス市場」の3つの市場セグメントに分類し、市場規模予測を行った。また、この市場規模予測を「IPテレフォニー市場」「企業向けVoIPサービス市場」「ユニファイドメッセージング/プレゼンス管理市場」「IP会議システム/テレプレゼンス市場」「IPコンタクトセンター市場」の5つのUCソリューション市場に分類して、それぞれのUCソリューション市場についても個別に市場予測を行った。

 同調査によれば、2008年の国内UC市場規模は、前年比2.9%増の1,865億円。同市場をセグメント別に見た場合、「UCプラットフォーム市場」は前年比0.7%増の1,159億円、UCアプリケーション市場は同6.4%増の583億円、UCプロフェッショナルサービス市場は同8.8%増の123億円となった。経済状況の変化にともなう企業の設備投資動向は国内UC市場にも影響しており、価格低下や企業の設備投資抑制の影響が大きく、成長率が鈍化したという。一方ソフトウェア中心のUCアプリケーション市場では、経済状況の変化に関係なく、IP会議システムやIPコンタクトセンターシステムが堅調な成長を遂げ、国内UC市場を牽引したと見ている。

 国内UC市場がUCアプリケーション市場/UCプロフェッショナルサービス市場に牽引される傾向は、中期的に継続するとIDCでは予測。同市場は2009年には前年比5.2%増の1,962億円になり、また2008年〜2013年の年間平均成長率(CAGR)4.7%で成長し、2013年の同市場は2,352億円の規模に達すると予測した。同市場のソリューション別市場では、企業向けVoIPサービス市場、IP会議システム/テレプレゼンス市場、IPコンタクトセンター市場が高い成長率を維持すると予測した。

 IDC Japanコミュニケーションズのリサーチマネージャである眞鍋敬氏は「国内UC市場が今後も成長を維持するためには、ユーザー企業はUCを事業継続性対策として社内システムへの応用を推進し、またベンダーや販売チャンネルは特定業務アプリケーションへのUCの適用、ビデオ系アプリケーションによるコスト削減提案を進めるべきである」とのコメントを寄せている。なお今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ユニファイドコミュニケーション市場2008年の分析と2009年〜2013年の予測」(J9050103、43ページ、630,000円)にその詳細が報告されているとのこと。
《冨岡晶》

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