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1年で5倍成長の「介護ロボット」市場、移乗介助・移動支援タイプ等が牽引

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「装着型移乗介助ロボット」の例(サイバーダイン「HAL」、同社サイトより)
  • 「装着型移乗介助ロボット」の例(サイバーダイン「HAL」、同社サイトより)
  • 「屋外型移動支援ロボット」の例(RT.ワークス「ロボットアシストウォーカー RT.2」、同社サイトより)
  • 矢野経済研究所による市場予測
 昨年より急速に発展している「介護ロボット」市場だが、矢野経済研究所による調査で、2015年度の国内介護ロボット市場は10億7600万円と、前年度比549.0%と大きく伸長したことが明らかとなった。

 「介護ロボット」とは、介護作業を支援するサービスロボットだ。医療用やコミュニケーションロボットは除き、純粋に、介護作業のみを支援することに特化されている。2014年度の市場は1億9600万円の規模だったが、それまでに製品化されていた「装着型移乗介助ロボット」「屋外型移動支援ロボット」「介護施設型見守り支援ロボット」が、先行市場を牽引した結果、急成長を遂げたと見られる。 その他のジャンルでは、「排泄支援ロボット」も普及しつつあるという。

 背景には、厚労省「介護ロボット等導入支援特別事業」など、国の後押しによる新製品の開発投入、さまざまな企業の新規参入などがあるとのこと。2016年度は34億円台にまで達すると見られており、まだまだその勢いは衰えない。

 2016年度以降も、新製品投入と企業の新規参入が継続し、市場は安定成長。2020年度には出荷金額ベースで、149億5,000万円に達すると予測されている。「在宅介護型見守り支援」「屋内型移動支援」「入浴支援」の各ロボットが、これからは普及する見込みとのこと。
《赤坂薫》
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