NEC、ユニファイドコミュニケーション事業体制を強化 〜 新ソフト「UNIVERGE Sphericall」発売 | RBB TODAY
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NEC、ユニファイドコミュニケーション事業体制を強化 〜 新ソフト「UNIVERGE Sphericall」発売

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「UNIVERGE Sphericall」概要
  • 「UNIVERGE Sphericall」概要
  • 「UNIVERGE Sphericall」ではSOAPベースのWebサービスにてAPIを提供
 日本電気(NEC)は27日、企業向けユニファイドコミュニケーション(UC)・ソフトウェア「UNIVERGE Sphericall(ユニバージュ スフェリコール)」の販売を開始した。

 「UNIVERGE Sphericall」は、音声、インスタント・メッセージ(IM)、ビデオ会議などのリアルタイムコミュニケーションツールを統合するソフトウェア。NEC製Express5800などの汎用PCサーバ上で稼働し、SIP、MGCP、XML、SOAP、WSDLなど、ベンダーに依存しないオープンなインターフェイス技術を採用している。これによりアプリケーション開発者はVoIPなどの専門知識を必要とせず、アプリケーションの変更を最小限に抑えた開発を行うことができる見込みだ。

 「UNIVERGE Sphericall」は、2007年7月にNECが買収した米国のネットワーク関連ソフトウェア開発会社Sphere社のソフトウェア・コミュニケーション領域の最新技術と、NECのIPテレフォニー技術を融合させたものとなっており、米国・欧州では、国内に先行して昨年より販売を開始。政府自治体、製造業、サービス業など幅広い業種で約200システム以上の導入実績がある。

 NECでは、東京・奥多摩町における遠隔予防医療の実証実験に参加し、遠隔コミュニケーションサービスの有効性を確認、UCを活用した新しいコミュニケーションシステムの引き合いも増加していることから、「UNIVERGE Sphericall」の本格的な拡販を開始することにしたという。これにあわせ同社のユニファイドコミュニケーション事業体制を強化するとしている。従来から展開してきたUNIVERGEパートナープログラムを拡張し、「UNIVERGE Sphericall」を利用したアプリケーションやサービスを提供するパートナー向けのプログラムを、あらたに提供。UNIVERGEパートナープログラムにAPI(Application Programming Interface)情報やサンプルアプリケーションを無償で入手できるとともに、開発したアプリケーションの相互接続検証試験を行うことが可能とのこと(有償)。また組織においても、企業ネットワークソリューション事業本部内に「第二企業ネットワークソリューション事業部 UCシステム部」と「UNIVERGEサポートセンター」を設置。また、業種別ソリューション/サービスを提供する組織と、横断的に提案・サポートを行う体制を実現したとのこと。

「UNIVERGE Sphericall」は100ライセンス構成で税別1,000,000円〜。ハードウェア、端末、ネットワーク構成品、インストール作業などは含まれない。出荷は5月8日より。
《冨岡晶》
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