日本HP、1Uに2台収容できるサーバなどクラウド向け製品やサービスを拡大
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アセスメントサービス「アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2」、クラウドコンピューティングの管理ソフト「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」、「HP Insight Orchestration」と「HP Insight Recovery」、サーバ「HP SE2120」がそれだ。
発表会では、執行役員エンタープライズストレージ・サーバ事業統括である松本芳武氏がHPのクラウド戦略について述べた。HPの製品は、多くのクラウドにて採用されているほか、オンラインアルバム「Snapfish」をクラウドコンピューティングで提供していると実績をアピールした。
また日本HPでは、ネットワーク部門やアプリケーション部門など全社からメンバーを集めた「NGDCタスクチーム」(NGDC:Next Generation Data Center)を発足。営業統括本部がユーザに提案する体制を取っている。
エンタープライズストレージ・サーバ事業統括ESSマーケティング本部本部長である桑名義宗氏は、アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2を紹介した。アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2は、ユーザへの質問をもとに、自社のシステムが同じ業界内でどれぐらい成熟しているのか、4つの指標をもとに5段階のレベルで評価する無償のサービス。「目標を立てて次のステップに進むには何をしたらいいのか」を提案する。
日本のある企業を例に挙げると、初期はサーバの集約、次に仮想化、自動化を進め、プロセス改善を行い、最終的にはサービス化の段階にまでのロードマップを策定したとしている。
管理ソフトを紹介したのは、ISSビジネス本部ソフトウェア・プロダクト&HPCマーケティング部担当部長である赤井誠氏。「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」は、物理サーバまたは仮想サーバを問わずに一括で管理できるソフト。障害時や負荷の状況などによって、物理サーバなのか仮想サーバなのかを意識することなく移動できる。
HP Insight Orchestrationは、クラウドの中に簡単にサーバやストレージなどのITリソースが確保できるソフト。これまでは、ITリソースを確保するためには、設計から始まり機材や回線の調達などが必要だった。しかしHP Insight Orchestrationを用いることで、これがすぐに利用できるようになる。具体的には、「通常は設計から運用まで2週間から1か月かかるが、HP Insight Orchestrationなら1日以内で構築できる」としている。
HP Insight Recoveryは、同社のリカバリソフト「HP Insight Dynamics - VSE」では対応していなかった、データセンタ間のリソース共有を可能にしたものだ。
HP SE2120は、1Uに2台収容できる日本向け専用のサーバ。価格は、2台1式で37万8,000円から。CentOSなどのフリー系Linuxのサポート、1Uサーバよりも高密度なラック型サーバ、絶対的な低消費電力、独立した電源ユニット、単体での可用性やメンテナンス性など日本独特のニーズに応えている。
HP SE2120と同様に小型のサーバとしてはブレードサーバがあるが、「ブレードサーバだけでは満たされない部分がある。HP SE2120には日本独自のニーズを積極的に取り入れた」(ISSビジネス本部ビジネスデベロップメント部部長の正田三四郎氏)とする。ブレードサーバは、複数台のサーバで1つの電源を共有しているため可用性に欠ける。しかしHP SE2120は、それぞれが独立して電源を搭載しており、この問題を解消している。
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