日本HP、1Uに2台収容できるサーバなどクラウド向け製品やサービスを拡大 | RBB TODAY

日本HP、1Uに2台収容できるサーバなどクラウド向け製品やサービスを拡大

エンタープライズ その他

日本HPの執行役員エンタープライズストレージ・サーバ事業統括である松本芳武氏
  • 日本HPの執行役員エンタープライズストレージ・サーバ事業統括である松本芳武氏
  • クラウドコンピューティング市場に展開するHPの製品群
  • クラウドコンピューティングに向けた日本HPの社内体制
  • エンタープライズストレージ・サーバ事業統括ESSマーケティング本部本部長である桑名義宗氏
  • アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル。ITの現状を4つの指標で5つのレベルで評価する
  • 日本のある企業を例に挙げたアダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2。サーバの集約、仮想化、自動化、プロセス改善、サービス化までのロードマップを作成した
  • ISSビジネス本部ソフトウェア・プロダクト&HPCマーケティング部担当部長である赤井誠氏
  • 「HP Insight Dynamics - VSE」の概要。物理サーバと仮想サーバが一元管理でき、物理サーバでも仮想サーバと同じように柔軟に移動や変更ができる
 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9日、クラウドコンピューティングに適したサービス、ソフトウェア、ハードウェアを発表した。

 アセスメントサービス「アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2」、クラウドコンピューティングの管理ソフト「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」、「HP Insight Orchestration」と「HP Insight Recovery」、サーバ「HP SE2120」がそれだ。

 発表会では、執行役員エンタープライズストレージ・サーバ事業統括である松本芳武氏がHPのクラウド戦略について述べた。HPの製品は、多くのクラウドにて採用されているほか、オンラインアルバム「Snapfish」をクラウドコンピューティングで提供していると実績をアピールした。

 また日本HPでは、ネットワーク部門やアプリケーション部門など全社からメンバーを集めた「NGDCタスクチーム」(NGDC:Next Generation Data Center)を発足。営業統括本部がユーザに提案する体制を取っている。

 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括ESSマーケティング本部本部長である桑名義宗氏は、アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2を紹介した。アダプティブ・インフラストラクチャ成熟度モデル Ver.2は、ユーザへの質問をもとに、自社のシステムが同じ業界内でどれぐらい成熟しているのか、4つの指標をもとに5段階のレベルで評価する無償のサービス。「目標を立てて次のステップに進むには何をしたらいいのか」を提案する。

 日本のある企業を例に挙げると、初期はサーバの集約、次に仮想化、自動化を進め、プロセス改善を行い、最終的にはサービス化の段階にまでのロードマップを策定したとしている。

 管理ソフトを紹介したのは、ISSビジネス本部ソフトウェア・プロダクト&HPCマーケティング部担当部長である赤井誠氏。「HP Insight Dynamics - VSE 4.1」は、物理サーバまたは仮想サーバを問わずに一括で管理できるソフト。障害時や負荷の状況などによって、物理サーバなのか仮想サーバなのかを意識することなく移動できる。

 HP Insight Orchestrationは、クラウドの中に簡単にサーバやストレージなどのITリソースが確保できるソフト。これまでは、ITリソースを確保するためには、設計から始まり機材や回線の調達などが必要だった。しかしHP Insight Orchestrationを用いることで、これがすぐに利用できるようになる。具体的には、「通常は設計から運用まで2週間から1か月かかるが、HP Insight Orchestrationなら1日以内で構築できる」としている。

 HP Insight Recoveryは、同社のリカバリソフト「HP Insight Dynamics - VSE」では対応していなかった、データセンタ間のリソース共有を可能にしたものだ。

 HP SE2120は、1Uに2台収容できる日本向け専用のサーバ。価格は、2台1式で37万8,000円から。CentOSなどのフリー系Linuxのサポート、1Uサーバよりも高密度なラック型サーバ、絶対的な低消費電力、独立した電源ユニット、単体での可用性やメンテナンス性など日本独特のニーズに応えている。

 HP SE2120と同様に小型のサーバとしてはブレードサーバがあるが、「ブレードサーバだけでは満たされない部分がある。HP SE2120には日本独自のニーズを積極的に取り入れた」(ISSビジネス本部ビジネスデベロップメント部部長の正田三四郎氏)とする。ブレードサーバは、複数台のサーバで1つの電源を共有しているため可用性に欠ける。しかしHP SE2120は、それぞれが独立して電源を搭載しており、この問題を解消している。
《安達崇徳》

関連ニュース

特集

page top