ウィルコム、バッファロー、三洋電機の3社は9日に、携帯可能な家庭用の無線LANアクセスポイントデバイス「どこでもWi-Fi(ワイファイ)」(バッファロー製)を共同開発したことを発表した。ウィルコムから2009年春を目処に発売される予定。 「どこでもWi-Fi」は、通信モジュール「W-SIM(ウィルコム シム)」を搭載しており、ウィルコムのPHSエリアで無線LAN機器の利用を可能にするもの。無線LANのアクセスポイントがない場所でも、ウィルコムのPHSネットワークを介し、無線LANに対応した機器を利用可能となる。またバッファローが開発したプッシュボタン方式の無線LAN簡単設定システム「AOSS」も搭載する。バッテリーには通信デバイスとしては初めて、三洋電機の単3形充電池「eneloop」が採用されている。 PHS(W-SIM)部が約25.6×4.0×42.0mmで約5g、電源がW70×H110×D30mmで約270g(エネループ4本含む)。最大204kbpsでの通信が可能だ(電波状況による)。IEEE802.11g/IEEE802.11bの無線LAN標準互換プロトコルに準拠するほか、ARIB STD-T66(2.4GHz帯小電力データ通信システム規格)にも対応する。 気になる料金体系だが、金額など詳細は未定ながら「新つなぎ放題」(月額最大3,880円)のプランがベースになるのではないかとのことだ。通信速度は204kbps。ゲーム機などがメインならそれほどストレスはないかもしれない。充電池の容量の問題があるかもしれないが、次世代PHS(WILLCOM CORE)のSIMにそのまま対応できる仕様ならば、応用範囲がずっと広がるだろう。 なお同日より開催中の「東京ゲームショウ2008」(会場:幕張メッセ)のモリゲームズブース(No.4-N3)にて、同製品のプロトタイプが展示されているとのこと。
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