eSIMが使える格安SIMや対応キャリアについて紹介します。
eSIMが使える格安SIMについて知りたい方は、参考にしてみてください。
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eSIMとは?格安SIMで利用する前にチェック!
まず、eSIMがそもそもどのようなものなのかを確認していきましょう。
eSIM(イーシム)とはEmbedded SIM(組み込み型のSIM)のこと
eSIMとは、Embedded SIM(組み込み型のSIM)という意味の言葉で、端末に組み込まれているSIMのことです。通常のモバイル端末のSIMは、抜き差しの必要があります。
しかしeSIMは、物理的なSIMがないため脱着の手間がありません。
また、遠隔操作で電話番号などの情報を書き込めます。
遠隔で情報を書き込めるので、インターネット上で契約をして自宅ですぐに通信が使えるようになることも魅力です。
eSIMと通常のSIMの両方に対応している端末を使用する場合、2つの通信事業者を利用することも可能となります。
eSIMはスマホはもちろんですが、タブレットやApple Watch単体での通信やPixel 4a、pixel5といった端末でも可能です。
メリット・デメリットを比較
eSIMのメリット | eSIMのデメリット |
・SIMの抜き差しをしないことから紛失の心配がない ・物理的にSIMに情報を書き込む必要がないため、手続きがオンラインで完了する ・遠隔操作で電話番号などを書き込みできるため、短時間で利用が可能になる ・eSIMと通常のSIMの両方に対応している端末を使用する場合、2つの通信事業者を利用可能 | ・SIMカードを差し替えるだけで端末の切り替えをすることができない ・オンライン申し込みができる程度のITに関する知識が求められる ・eSIMに対応していないキャリアや機種などがまだある |
eSIMは、紛失の心配がない、手続きがオンラインで手順が完了するなどメリットがあります。
一方で、使用するにはある程度のIT知識が求められます。
eSIMとSIMカードはどっちがいい?
使用したい端末がeSIMの対応キャリアで、申込み後すぐに使い始めたい場合は差し替えなど手間のかからないeSIMの方がおすすめです。
ただし、申込みから初期設定まですべて自分でおこなう必要があるため、スマホの操作になれていない方は物理的なSIMカードの方が安心です。
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格安SIMのeSIM対応状況を20社比較
格安SIM | eSIMの対応状況 |
楽天モバイル | 〇 |
ワイモバイル | 〇 |
トーンモバイル | × |
DTI SIM | × |
b-mobile | × |
リンクスメイト | × |
y.u mobile | × |
NUROモバイル | × |
LIBMO | × |
BIGLOBEモバイル | × |
OCN モバイル ONE | × |
エキサイトモバイル | × |
NifMo | × |
J:COM MOBILE | × |
QTモバイル | × |
イオンモバイル | × |
IIJmio | 〇 |
mineo | × |
ロケットモバイル | × |
HISモバイル | × |
格安SIMでeSIMを使用するためには、利用したい格安SIMの会社サービスがeSIMに対応している必要があります。
OCNやビッグローブ、nifmoなどeSIM対応状況を格安SIMの21社で比較しました。
比較したなかでeSIM対応しているのは、楽天モバイル、ワイモバイル、IIJmio、mineoの4社の格安SIMでした。
まだまだeSIMには対応していない通信事業者も多いです。
eSIMを使用する際には、まず自分が使っている、もしくは使いたい通信事業者がeSIMに対応しているかを確認してみてください。
eSIM対応の格安SIM5選を比較
次に、eSIM対応の格安SIMを比較していきましょう。
楽天モバイル|最短5分で乗り換え可能
料金プラン | Rakuten最強プラン |
月額料金(税込) | ・0〜3GB:1,078円 ・~20GB:2,178円 ・20GB~無制限:3,278円 |
データ通信量 | 無制限 ※環境により速度制限かかる場合あり |
音声通話料金 | 22円(税込) / 30秒 ※「Rakuten Link」使用時は無料 |
通信速度(※速度制限時) | ・国内:記載なし ・国外:最大128Kbps |
支払い方法 | ・クレジットカード ・デビットカード ・楽天ポイント ・口座振替 |
契約初期費用(税込) | 0円 |
実店舗 | あり |
楽天モバイルのeSIMは、かんたんで手軽に申し込めることが魅力です。また格安なのに違約金や解約料金がかからずおすすめです。
楽天モバイル対応かつeSIM対応のモバイル製品を持っていれば最短5分、自分の端末で申し込みが可能となっています。
対応している機種は、iPhoneSE(第2世代)以降のiPhone、「AQUOS sense4 lite」、「Xperia 10 III Lite」、楽天モバイルオリジナル販売の端末などです。
eSIMでも楽天モバイルは、全ての人に最適なワンプランとなっており、1GBまでは980円で使用可能です。
また、楽天回線エリアであればどれだけデータ量を使い放題で最大月額3,278円(税込み)とコスパも魅力となっています。
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ワイモバイル|実店舗でも申し込み可能
月額料金(税込) | ■シンプル2 S(4GB) ・基本料金:2,365円 ・各種割引利用で1,078円 ■シンプル2 M(20GB) ・基本料金:4,015円 ・各種割引利用で2,178円 ■シンプル2 L(30GB) ・基本料金:5,115円 ・各種割引利用で3,278円 |
音声通話料金 | 22円/30秒 |
通信速度(※速度制限時) | ・シンプル2 S:最大300kbps ・シンプル2 M:最大1Mbps ・シンプル2 L:最大1Mbps |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
契約初期費用(税込) | 契約事務手数料:3,850円 |
実店舗 | あり |
ワイモバイルは、格安SIMながら全国に店舗があるため、実店舗でもeSIMの申し込みが可能な点が魅力です。
スタッフのサポートを受けながらeSIMの申し込みをしたい場合は、ワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルで、eSIMを利用する際に注意しておきたい点として、利用できないサービスがあります。
iPhoneでeSIMを使用する場合は 災害用伝言板・災害用音声お届けサービスが利用できません。
eSIMをワイモバイルで利用する際は、通常と同じプランが利用可能です。プランはシンプル2 S/M/Lでギガ数がそれぞれSは4GB、Mは20GB、Lは30GBとなっています。
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IIJmio|1GBから使いたいデータ量を自由に使用可能
料金プラン (税込) | 【音声通話機能付きSIM】 2GB:410円〜 【SMS機能付きSIM】 2GB:820円〜 【データ通信専用SIM】 2GB:740円〜 ※データ利用量によって変動 |
データ通信量 | 【音声通話機能付きSIM】 2GB/4GB/8GB/15GB/20GB 【SMS機能付きSIM】 2GB/4GB/8GB/15GB/20GB 【データ通信専用SIM】 2GB/4GB/8GB/15GB/20GB |
音声通話料金 (税込) | 11円 / 30秒 ※みおふぉんダイアル使用時は半額に ※データ通信専用SIMは通話不可 |
通信速度 (※速度制限時) | 非公開 |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
契約初期費用 (税込) | ・登録事務手数料:3,300円 ・SIMカード発行手数料:433円 |
実店舗 | あり |
IIJmioのeSIMには3つの特徴があります。
まず、1GBあたり495円(税込み)で利用できるので、1GBあたり1,000円以上するキャリアのデータ追加量と比べて安い点です。
次に、データ容量を使いたいだけいつでも1GBから利用となっています。オンラインですぐ開通できるため使いたい時にいつでも利用可能です。
さらに、eSIMに対応しているPCやタブレットであればWi-FIやテザリング不要でインターネット環境に接続できます。
また、IIJmioひかりとセットで660円(税込)引きになるキャンペーンに、eSIMも対応していて割引されるのもおすすめです。
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BIC SIM|ギガプランであれば1GBあたり220円(税込)で利用可能
BIC SIMは、大手の家電量販店ビックカメラの格安SIMです。
ギガプランであれば、1GBあたり220円(税込)という安い価格で、データ容量の追加をできます。
また、2ギガプランのeSIMなら月額440円(税込)、20ギガプランでも月額1,650円(税込)などお得なのが魅力です。
サービス面も充実していて、月額プランを契約者していると、全国最大規模のエリアを誇る「ギガぞう Wi-Fi」を無料で利用できます。
また、家族でデータ容量のシェアが可能となっています。
eSIMで料金を抑えて大容量のデータを使用したい人にBIC SIMはおすすめです。
mineo|au・ドコモ回線であればeSIMに対応
料金プラン | Aプラン、Dプラン |
月額料金(税込) | ・データのみプラン:880円〜 ・データ+音声通話プラン:1,298円〜 |
データ通信量 | 1GB〜20GB |
通信速度(※速度制限時) | 最大200kbps |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
eSIMプロファイル発行料(税込) | 440円 |
mineoはau・ドコモ回線を選べるAプラン、DプランであればeSIMに対応しています。ソフトバンク回線のSプランではeSIMを選択できません。
開通までは最短即日で利用を開始できます。
また、mineoには「パケット放題 Plus」というオプションがあり、最大1.5Mbpsのデータ通信がし放題になります。
月額385円かかりますが、1.5Mbpsは高画質でなければカクつくことなく動画も楽しめる通信速度です。
そのため、一番安いプランとパケット放題 Plusを組み合わせれば、1,265円(税込)でデータ無制限でインターネットを楽しめます。
eSIM対応の格安スマホプラン3選を比較
続いて、eSIM対応の格安スマホプランをみていきましょう。
ahamo|eSIMをドコモで使いたいなら
料金プラン (税込) | 20GB:2,970円 |
データ通信量 | 20GB |
音声通話料金 (税込) | 5分まで無料 ※超過後22円/30秒 |
通信速度 (※速度制限時) | 最大1Mbps |
支払い方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払い |
契約初期費用 (税込) | 0円 |
実店舗 | なし |
ahamoは、通信事業者大手のドコモの格安プランです。eSIM対応にも対応した安いプランとなっています。
docomoでは、2021年9月からeSIMの対応を開始しましたが、ahamoのほうがより料金を抑えてeSIMを利用できることがメリットです。
ahamoはeSIMの場合もプランは1つだけで、基本料金が月額2,970円(税込)となっています。5分間までの無料通話や20GBまでの日本国内以外の海外ローミングも無料付帯です。
速度も速い大手キャリアのdocomoの格安プランでeSIMを使いたいという方に、ahamoはおすすめとなっています。
povo|auの格安スマホプラン
料金プラン (税込) | オンライン専用プラン 20GB:0円〜 |
データ通信量 | 20GB |
音声通話料金 (税込) | 22円/30秒 |
通信速度 (※速度制限時) | 最大1Mbps |
支払い方法 | クレジットカード (※auからpovoに移行した場合、auでの支払い方法を継続可能) |
契約初期費用 (税込) | 0円 |
実店舗 | なし |
povoはeSIMに対応したauの格安スマホプランです。
eSIM開通の手続きは、自宅で可能です。手続きに必要なものは、povoで利用したいeSIMに対応した端末、Wi-Fi等のネットワーク、PCやタブレット等となっています。
auでも2021年8月からeSIMに対応していますが、povoのほうが料金が安いのでおすすめです。
料金プランは、2021年9月からpovo2.0というプランになります。
基本料金が月額0円、基本のデータ容量はゼロGBとなり、データ容量は必要に応じて「トッピング」として別途購入するという料金形態です。
LINEMO|データ容量の大きさで2つのプランから選べる
料金プラン (税込) | ・ミニプラン3GB:990 ・スマホプラン20GB:2,728円 |
データ通信量 | 3GB/20GB |
音声通話料金 (税込) | 22円/ 30秒 |
通信速度 (※速度制限時) | ・ミニプラン3GB/300kbps ・スマホプラン20GB/1Mbps |
支払い方法 | クレジットカード |
契約初期費用 (税込) | 0円 |
実店舗 | なし |
「LINEMO」は、ソフトバンクのオンライン専用ブランドです。LINEMOでeSIMを利用する場合は2つのプランが用意されています。
3GBのデータ容量が利用可能で月額990円(税込)のミニプランと20GBのデータ容量が利用可能で月額2,728円のスマホプランです。
データ容量の使用料にあわせてプランを選ぶことができるのがLINEMOの魅力となっています。
LINEMOでeSIMを開通する場合は、ワンタイムパスワードを受け取り本人認証をした後、eSIMプロファイルをダウンロードするという流れです。
自宅で自分で作業が可能となっています。
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5分以内の国内通話も1年無料!
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eSIMの選び方
ここでは、eSIMの選び方について確認していきましょう。
- 使いたい端末がeSIMに対応しているか
- 音声SIMかデータ専用SIMか
使いたい端末が対応しているか
格安SIMを契約する前に、使いたい端末がeSIMに対応しているか必ず確認しましょう。
多くの格安SIMでは公式サイトでeSIMの「動作確認済み端末」を紹介しています。
料金プランはeSIMに対応していても、端末が使えないということもあるので契約前にチェックしておきましょう。
音声SIMかデータ専用SIMか
eSIMには通話機能のついた「音声SIM」とデータ通信のみできる「データSIM」の2つがあります。
今まで使っていたスマホと同じく、通話もしたい方は「音声SIM」がおすすめです。
通話をあまりせず、するとしてもLINEなどで電話をかけるという方は基本料金の安い「データSIM」の方がおすすめです。
eSIM対応の格安SIMでよくある質問
最後に、eSIM対応の格安SIMでよくある質問を見ていきましょう。
eSIMの便利な使い方とおすすめな人とは?
eSIMの便利な使い方とおすすめな人は、次のとおりです。
- 契約している回線がデータ容量不足になったとき格安でデータ容量を購入可能
- 大手キャリアと格安SIMのeSIMを組み合わることで、大手キャリアの家族間通話無料と格
- 格安SIMのデータの利用が可能に
- 自宅で即日回線を開通させたい人
- 大手キャリアなどと格安SIMをサブでお得に組みあわせて使いたい人
- SIMをなくすことが不安であったり、抜き差しするのが面倒な人
eSIMは、すぐに回線を開通させたい人や大手キャリアなどと格安SIMをお得に組みあわせて使いたい人におすすめです。
iPhoneで、eSIM対応の格安SIMは利用できる?
iPhoneでも、eSIM対応の格安SIMを利用することは可能です。
Apple社によると、iOS 12.1以降を搭載した iPhoneXS、iPhoneXS Max、iPhoneXR以降がeSIMに対応しているとのことです。
ただし、対応している端末は格安SIMの各社によっても異なるので、対応キャリアを利用前に確認してみてください。
また、iPhone13 Pro Max、iPhone13 Pro、iPhone13、iPhone13 miniではデュアルSIMにも対応し、2つの eSIMで2つ以上のモバイル通信プランを利用できます。
まとめ:eSIM対応の格安SIMは増えている!比較して選んでいこう!
eSIMが使える格安SIMについて紹介しました。
eSIM対応の格安SIMは、増えています。
大手キャリアの格安SIMからもeSIMは利用できるため、複数のサービスを比較して選んでみてください。