瓦礫の中での捜索を実現!防災用途向け画像認識システム | RBB TODAY
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瓦礫の中での捜索を実現!防災用途向け画像認識システム

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ヘビ型ロボットの先端に取り付けたカメラで撮影した映像を元にした画像認識システムの利用例。画像から検知領域を色分けして表示を行い、誤認識の修正作業なども行える。捜索活動・状況確認活動に役立たせることができる(画像はプレスリリースより)
  • ヘビ型ロボットの先端に取り付けたカメラで撮影した映像を元にした画像認識システムの利用例。画像から検知領域を色分けして表示を行い、誤認識の修正作業なども行える。捜索活動・状況確認活動に役立たせることができる(画像はプレスリリースより)
  • 森林環境で活動訓練をしているサイバー救助犬にカメラを搭載した際の森林画像の認識結果。画面では、犬、地面、木々、木の幹などを種別ごとにグリッド表示している(画像はプレスリリースより)
  • 瓦礫の中に入って救助活動を行う人の安全性を事前に調査するといった活用方法が想定できる模擬瓦礫構成物のデータ収集とテクスチャ情報による領域分割。瓦礫の中にどんな材質のものがあり、どんな状態なのかを画像認識技術により把握することが可能になるという(画像はプレスリリースより)
 信州大学、東北大学、科学技術振興機構、内閣府政策統括官は7日、被災地での捜索活動などに用いる遠隔操作ロボットで撮影した画像から,周囲に存在するものの種別や探索対象の発見を支援するための画像認識システムの開発に成功したことを発表した。

 内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの共同研究開発一環として、信州大学山崎公俊助教、アーノード・ソービ研究員、東北大学田所諭教授のグループが開発を行った。災害現場などで遠隔操作ロボットが撮影した画像を自動で解析して、探索対象の発見を支援することが可能となる。

 現場に素早く対応できる認識システム、乱雑なテクスチャ状況下での環境認識、瓦礫構成物の表面状態の記述と種別の3種の研究成果から構成されており、人工知能の適用と映像からの学習を効率化する技術により、地震災害時の人名救助の効率が大幅に向上することが期待できる。

 同システムはヘビ型ロボット、サイバー救助犬、ヒューマノイドロボットなど、様々なタイプのロボットへの搭載を可能としている。今後の展開として、災害利用以外にもインフラ点検や農林業,水産業などへの展開も検討されているとのこと。

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《防犯システム取材班/小池明》
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