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電力小売り参入のKDDI「auでんき」、“プランの分かりやすさ”に注力

エンタープライズ その他
KDDIが「auでんき」の発表会を開催。“鬼ちゃん”を演じる菅田将暉も登場
  • KDDIが「auでんき」の発表会を開催。“鬼ちゃん”を演じる菅田将暉も登場
  • KDDIの石川雄三氏
  • 誰にでもお得感が感じられる「auでんき」の特長をアピール
  • 沖縄と一部離島以外の全国にサービスを展開
  • 季節や電気の使用量にかかわらずキャッシュバックが受けられる
  • auのスマートフォン、携帯電話の利用者が「auでんき」の恩恵を受けられる
  • 「auでんきアプリ」を提供する
  • マーケットサービスとの連携も可能になる予定
 KDDI、沖縄セルラーは19日、同社のauスマートフォン・携帯電話の顧客を対象とした新しい電力サービス「auでんき」を発表。本日開催された記者会見で、KDDI 代表取締役 執行役員専務の石川雄三氏がサービスの詳細を説明した。

 「auでんき」は4月1日から始まる電力小売りの全面自由化に合わせてスタートする。壇上で石川氏は「通信を核にさまざまな生活サービスを提供したKDDIが、皆様に、より豊かな生活を享受いただきたいと考えて電力サービスに進出した。auサービスのユーザーの皆様に浸透しつつある、au WALLETをプラットフォームにお得なキャッシュバックを用意している。12月から全国のauショップで『au WALLET market』も始まった。それぞれの延長線上にある便利なサービスとしておすすめしたい」と抱負を語った。

 「auでんき」がほかの新電力会社のサービスにない特長として掲げられたのが、「いつでも・どこでも・誰でもお得」に利用できるという点。KDDIでは独自に市場調査を行い、いま新しい電気サービスの利用を検討しているという回答者が、「料金の安さ」に加えて「プランの分かりやすさ」を判断材料としていることが見えてきたという。

 石川氏はさらに、国勢調査や総務省統計局の電気利用量の数値などから生活者の利用動向を分析した結果、「家族の世帯人数によって使う電気料金が大きく異なっており、電力量についても月間平均で300kWh以下という“あまり電気を使わない世帯”が5割近くいることもわかった。季節によっても使用傾向に変動がある」と説明しながら、「誰でも、わかりやすく、お得感を感じていただけるプラン設計が必要」という判断に至ったと述べた。

 料金プランについては、一般家庭向けの「でんきMプラン」と、電気を比較的多く利用する事務所や商店など法人利用者を対象とした、従来の従量電灯プランと同等の「でんきLプラン」の2種類にまとめられている。サービスを提供するエリアは沖縄・一部離島を除く日本全国となる。

 「auでんき」の場合、基本の電気料金自体は既存の電力会社が提供するものと同じになるが、これに「auのケータイ・スマホのユーザーならセット割を提供する」という方針により、シンプルにお得感をアピールしている。もちろん携帯電話と固定通信回線「auひかり」を組み合わせた「auスマートバリュー」とのセット利用者も「auでんき」の割引対象になる。
《山本 敦》
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