電力小売り参入のKDDI「auでんき」、“プランの分かりやすさ”に注力 2ページ目 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

電力小売り参入のKDDI「auでんき」、“プランの分かりやすさ”に注力

エンタープライズ その他
KDDIが「auでんき」の発表会を開催。“鬼ちゃん”を演じる菅田将暉も登場
  • KDDIが「auでんき」の発表会を開催。“鬼ちゃん”を演じる菅田将暉も登場
  • KDDIの石川雄三氏
  • 誰にでもお得感が感じられる「auでんき」の特長をアピール
  • 沖縄と一部離島以外の全国にサービスを展開
  • 季節や電気の使用量にかかわらずキャッシュバックが受けられる
  • auのスマートフォン、携帯電話の利用者が「auでんき」の恩恵を受けられる
  • 「auでんきアプリ」を提供する
  • マーケットサービスとの連携も可能になる予定
 石川氏は「基本料金全体から計算した金額から、1・3・5%まで3段階で割引を適用する。キャッシュバックは1つの世帯のどなたか1台のau IDに紐づいたau WALLETカードに還元する。さらに『au WALLETクレジットカード』で電気料金を支払っていただければ、200円ごとに2ポイントが貯まるサービスも受けられる」とメリットを説く。

 「auでんき」の最低利用期間は1年間。1年未満での解約については違約金2,000円が発生するが、期間中に引っ越して、以後新しい住まいでも「auでんき」を再契約すれば解約違約金はかからない。

 「auでんきなら、例えば5人家族のご家庭で見積もった場合、全体でおよそ年間1万円ぐらいお得になる。既存電力会社の供給設備をベースにしているので、万一の停電発生などに対する対応能力も変わらないし、安心してご利用いただける」と石川氏はさらにメリットを補足した。

 なお、関西電力では「auでんき」のサービスが始まる4月1日から同年5月31日までに「auでんき」を申し込んだ場合、「auでんきセット割」のキャッシュバック率をアップするキャンペーンを用意。8,000円以上の利用料金について、通常5%の割引率を最大12%に引き上げるエリア限定の施策を実施する。

 KDDIでは「auでんき」に関連するサービスとして、モバイル端末向けに「auでんきアプリ」もローンチする。石川氏が「電気の使用量を“見える化”するだけでなく、節電を“行動”に移せるような仕掛けを盛り込んだ」というアプリには、au IDに紐づけてユーザー単位での電気料金や電気使用量を日・週・月・年単位でグラフや数値を使って管理できる機能のほか、ユーザー単位の使用履歴をビッグデータ化して「今月の使用予測」を表示したり、電気の使い過ぎをアラートとしてプッシュ通知する機能などが統合される。ユーザーの使用履歴データが半年以上蓄積されていけば、予測精度はますます高くなるという。石川氏は「アプリの機能もどんどん進化させたい」と意気込む。

 「auでんき」は申し込みが簡単に行える点についても石川氏は強調している。申し込み方法は、直近の電力使用の検針票をauショップに持参するだけ。店頭で現在の利用料金と比較して、auでんきを選んだ場合どれぐらいお得になるのかを確認したのち、プランが申し込めるようになる流れだ。以降、スマートメーターの取り付け工事を経て、検針日以降に課金が始まり「auでんき」の利用が始まる。石川氏は「これからもKDDIとして新しいサービスを次々にご提案しながら、お客様の生活をより豊かなものにしていきたい」として会見を結んだ。
《山本 敦》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top