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「音声通話定額」に改めて注目、一番“使える”のはどのキャリア?

 LTEの高速データ通信ネットワーク上で音声通話を実現する技術「VoLTE」の実用化が近づいている。先月末、ソフトバンクモバイルは、「音声定額」と「パケット定額」をパックにしたスマホ向けプランを発表しているが、これもVoLTE時代を見据えてのものだ。

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イー・アクセス「だれとでも定額 for EM」(旧通話定額オプション)
  • イー・アクセス「だれとでも定額 for EM」(旧通話定額オプション)
  • イー・アクセス「だれとでも定額 for EM-S」
  • ウィルコム「だれとでも定額」
  • ソフトバンク「ホワイトプラン」
  • ソフトバンク「24時間通話定額オプション」
 なおこれ以外の特殊なサービスとして、ソフトバンクグループ相互による「ソフトバンク/イー・モバイル通話定額」(月額500円、だれとでも定額に加入の場合267円)、「ウィルコム/イー・モバイル通話定額」(月額200円)、「ソフトバンク/ウィルコム通話定額」(月額200円)が存在する。

 参考までに、ソフトバンクが現在提供している、「ホワイトプラン」は、月額934円のプランで、ディズニー・モバイルまたはソフトバンク回線への通話が午前1時から午後9時までの間は無料で、それ以外の通話は30秒20円で課金される。また、無料の「ホワイト家族24サービス」により、同一家族割引サービス対象回線への通話は24時間無料となる。これに月477円の「24時間通話定額オプション」を付け加えれば、ソフトバンク携帯電話への国内通話料は24時間無料となる。他社への通話は、つねに有料だ。

■バランスの良さでウィルコム、スマホ限定ならイー・アクセスも

 これら各社のサービスを比較すると、まず「無料通話できる時間」は、ウィルコムとイー・アクセスが10分と長め。ソフトバンクモバイルの新サービスでの3分・5分は、やや短い印象を受ける。実際、同社社長の孫氏は「5分を超えそうだと思ったら、かけなおせばいい」とも発言している。たしかにかけ直しで無料時間はリセットされるが、ビジネスシーンなどでは難しい使い方だろう。

 一方で「無料通話できる回数」は、ソフトバンクモバイルは上限月1000回と、かなり多めだ。ウィルコムは月500回とその半分だが、1日あたり約17回となり、必要十分と思われる。イー・アクセスの300回は、ビジネスユーザー、あるいは家族とひんぱんに会話するというユーザーだとやや微妙だ。

 そして「月額使用料」でみると、1,334円のイー・アクセス、934円のウィルコムのお得感が強く、パケット定額のソフトバンクモバイルの新プランは、ちょっとすぐには手を出しにくい印象だ。ただし、ソフトバンクモバイルは、今回の3社のなかで、唯一「iPhone」のキャリアでもある。この点はかなりの強みだろう。

 こうして見ると、『音声メインのスマホ』を求める人で、通話を安く済ませたいと言う場合、イー・アクセスが適している。ただしスマホ限定のプランでしかないのがネックだ。自社間通話の「通話定額オプション」(3G用)なら24時間通話無料だが、「だれとでも定額 for EM-S」(4G用)では対象外。月額基本料金内で1~21時の通話無料となっている。

 一方ウィルコムは、ガラケー・スマホの両方に対応。無料通話時間10分、500回/月、料金934円、ガラケー・スマホなどの6料金プランに適合でき、ガラケーでも、スマホでも使えるという点で、残る2社を上回っている印象だ。時間・回数のバランスもよいといえる。ただし、スマホのラインナップが限られているのが、人を選ぶかもしれない。
《冨岡晶》

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