8日、ジブラルタ生命保険株式会社は、全国の20歳~29歳の男女4,700名(男性2,350名 女性2,350名)を対象に、「20代の意識・実態調査2025」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開した。

年上の世代に言われて意味がわからなかった言葉を聞いたところ、1位「アベック」、2位「チョベリグ/チョベリバ」、3位「ナウい」、4位「半ドン」、5位「テレコ」となった。1960年代から1980年代頃に使用されていた男女の二人連れを意味する「アベック」や、1996年に新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた「チョベリグ/チョベリバ」といった言葉は、現代の20代にはピンと来ないようだ。

一方、年上の世代に言って伝わらなかった言葉では、1位「エモい」、2位「ワンチャン」、3位「り・りょ」「草」となった。感動や懐かしさ、ときめき、切なさなどさまざまな感情を表現する言葉である「エモい」が多く挙げられる結果となった。

20代にとって対話型AIとは何かを聞くと、1位「便利」、2位「質問・相談相手」、3位「暇つぶし相手」となった。情報を得るといった有用な存在だけでなく、「暇つぶし相手」や「話し相手」といった気晴らしができるような存在ととらえている人も多い。

影響を受けている20代の有名人では、1位「芦田愛菜」となった。回答した理由については、「自分よりも年下だが、教養があり、とても礼儀正しいところが素敵で見習いたいと思えた」などが挙げられた。勉強熱心な姿勢に影響を受けた人が多いようだ。


20代が年上の世代から学びたいことでは、1位「礼儀・マナー」、2位「職場での立ち居振る舞い」となった。20代では年上の世代の仕事への向き合い方や礼儀を重んじる姿勢を見て、学びたいと思う人が多い。

お金に関する意識では、現在の生活費について「不安」と答えた人は61%、老後の生活費については65%が不安を感じている。20代の現在の貯蓄額は平均149万円だったが、4人に1人が「0円」という結果になった。

自身のマネーリテラシーに対する自信度では、「家計管理に関するリテラシー」で自信があるのは34%、「資産運用に関するリテラシー」は25%、「ライフプラン(人生設計)に関するリテラシー」は33%、「お金のトラブルに関するリテラシー」は38%となった。どの項目においても自信がない人が多数派となり、特に資産運用については自信がない人が4人に3人だった。

お金に関するトラブルを経験したことがある20代は42%で、経験したトラブルでは「クレジットカードの使いすぎ」が最も多く、「クレジットカードの不正利用」「ワンクリック詐欺」も上位に入った。