2012年、NTTデータグループはグローバルブランドの統一を実現し、「One NTT DATA」として全世界のグループが一体となって事業推進を行う環境を整えた。2013年は、NTTデータグループにとっては、中期経営計画を具体的に推進していく最初の年であり、2015年度末までの目標として掲げた「Global TOP 5」、「EPS20,000円」の達成に向けて非常に重要な年だ。
リマーケティングによる、国内既存市場および新規市場の開拓、「One NTT DATA」として各地域で連携したグローバルビジネスの推進、そしてこれらビジネスの礎となる戦略的R&Dの推進、この3つを推進していく。社会的な将来展望とそれを支える技術のトレンドを示す「NTT DATA Technology Foresight」を全世界に向けて発信する。
事業分野としては、「ITトランスフォーメーション」、「ビッグデータ」、「トラスト」の3つを強化する。具体的には、あらゆる階層にフラッシュを採用する「Flash Everywhere」戦略の推進や、サービス事業者へのビジネスの支援を行なう。またデータサイエンティスト育成などによる、ビッグデータの啓発活動も引き続き行なう。さらに、データセンター上のサーバー、ストレージ、ネットワーク、セキュリティを全てソフトウェアで定義する「Software Defined Data Center」の実現に向けた取り組みを進める。