新幹線で対決!Android最新端末の4G/LTE通信……エリアはauが圧勝、速度はau・SBの二強 | RBB TODAY

新幹線で対決!Android最新端末の4G/LTE通信……エリアはauが圧勝、速度はau・SBの二強

ブロードバンド 回線・サービス

計測開始!
  • 計測開始!
  • 車内での計測の様子
  • 各駅での計測結果 下りはKDDI、ソフトバンクが競り合っている
  • 駅間の計測ではKDDIの強さが際立った
  • 名古屋にて
 LTE対応のiPhone 5がソフトバンクモバイルとKDDIから発売されたことを契機として、スマートフォンの通信速度に高い注目が集まっている。両社は、iPhone 5だけではなく、Android端末向けにも4G/LTEサービスの提供を開始し、既に数機種の対応端末を販売している。

 そこで今回は、NTTドコモを加えた3社のAndroid端末に関して、4G/LTE回線の速度およびエリア調査を行うことにした。それも、ただ街中で測定するのではなく、東京~新大阪間を走行中の新幹線「こだま」の車内でテストを実行。通信可能なエリアの広さと、高速移動への対応を調べてみた。速度計測には「RBB TODAY SPEED TEST」を使用。同一箇所で3回計測し、平均値を算出している。(駅間については移動しながらの計測となるため、5回計測し、大幅に離れた数値は除外した。回線種別の判断は、5回の計測時に過半数を超えた方を表に記載している)

 なお、調査で使用したのはNTTドコモ「Optimus G L-01E」、au「AQUOS PHONE SERIE SHL21」、ソフトバンクモバイル「MOTOROLA RAZR M 201M」。全キャリアとも、この10・11月に発売されたばかりのAndroid端末にて計測を行った。

■通信可能エリアはauが圧勝

 今回のテストの結果として特筆すべきなのは、KDDI「au 4G LTE」の通信範囲の広さだ。こだま新幹線に乗って、東京駅を出発してから新大阪につくまで約4時間。「au 4G LTE」はそのほぼすべての区間で、3Gに切り替わることなく回線を利用することができた。

 「新幹線にはトンネルもあるのでは?」と思った方もいるかと思うが、「au 4G LTE」は実はトンネル内での通信に強い。ほかのキャリアがトンネルに入ると3G回線に切り替わり、通信速度も大幅に落ちる中、「au 4G LTE」は通信速度も下り平均20Mbps前後で安定したまま通信できた。

 一方、ソフトバンクの「SoftBank 4G」は駅に近づくと、利用可能になるケースが多い。東京~品川間や京都~新大阪間では連続した通信が可能なものの、そのほかの駅では出発してから平均10分ぐらいで、アンテナの表示が3Gへと切り替わった。また、駅によっては停車中の車内からでは、「SoftBank 4G」に接続できないこともあった。中には、掛川駅のように駅の前後では「SoftBank 4G」に接続していたものの、駅の構内に入ると回線が3Gに切り替わることも。駅舎に電波が遮られたのか、それとも回線が混雑していたのかは不明だが、どうやら停車中でも通信が不安定になるケースがあるようだ。

 NTTドコモのLTEサービス「Xi」だが、残念ながら今回のテストでは移動中での通信がほぼ不可能だった。駅によっては停車中に「Xi」通信が可能になるのだが、出発すると数秒で回線が3Gに切り替わるなど、利用できるエリアはかなり狭い。また、電波の強度も3キャリアの中で一番弱い印象がある。東京駅や新大阪駅のホームでは通信が可能だったものの、新幹線の車内に入ると「Xi」を利用することはできなかった。

■通信速度はKDDIとソフトバンクモバイルが2強

 新幹線の車内で定期的に通信速度を計測したところ、まず各駅間の移動中では全エリアでKDDIが最速だった。下り平均15.85Mbpsで、2桁以下に下がることがないというのは、かなり優秀な成績と言えるだろう。ソフトバンクモバイルは下り平均7.36Mpbsと健闘したが、NTTドコモは下り平均1.81Mbpsと厳しい数値だった。

 また、駅に停車中の計測でも17駅中の11駅で、KDDIが最速値を記録した。これは「au 4G LTE」が、東京~新大阪間にあるすべての駅で通信可能だったことが大きい。ほかのキャリアを見てみると、「SoftBank 4G」は17駅中の12駅で、「Xi」は9駅で通信が可能となっていた。駅停車中の下り平均速度はKDDIが21.82Mbps、ソフトバンクモバイルが20.02Mbps、NTTドコモが6.16Mbpsと、平均速度でもKDDIが1位となったが、ソフトバンクモバイルも平均20Mbpsを超えており、こちらも大健闘といえるだろう。

 また、全区間での最速値はソフトバンクモバイルが浜松駅で記録した43.73Mbps。そのほか、25~30Mbpsを超える数値もちらほら計測し、瞬間風速的な速度ではややソフトバンクモバイルに分がある模様。しかし、通信速度の安定性ではKDDに軍配が上がる。上り速度も含めて大幅に落ち込むことがないのは、非常に心強い。特に、新幹線を利用しているビジネスマンにとっては頼もしい限りといえるだろう。
《丸田》

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