京都・出町商店街、無線LANサービス「Demachi Wi-Fi」を開始 | RBB TODAY
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京都・出町商店街、無線LANサービス「Demachi Wi-Fi」を開始

ブロードバンド 回線・サービス
出町商店街。アーケード天井に、無線LAN-APのアンテナが設置されている
  • 出町商店街。アーケード天井に、無線LAN-APのアンテナが設置されている
  • 設置個所の地図
  • Demachi Wi-Fiサービスカード
  • 無線LANアクセスポイント
 京都市上京区の出町商店街振興組合と出町通商業協同組合は15日、出町通で商店街向け商用無線LANサービス「Demachi Wi-Fi」を開始した。利用者向けアクセスポイントだけでなく、商店街組合員向けワイヤレスブロードバンド、イベント・告知通信インフラとしても活用する。

 もともと出町(でまち)の商店街では、2008年12月から無線LANアクセスポイントを設置し、本格導入に向けて、実証実験を行っていた。その結果、スマートフォン利用者に若い世代層が多く、新たな世代層への商店街アピールが行えると判断し、今回本格導入に至った。

 「Demachi Wi-Fi」利用可能場所は、河原町北地区アーケードで、一部店舗内にも無線LANアクセスポイントを設置する。出町商店街を利用する来店者には、カードタイプ(名刺サイズ)の「Demachi Wi-Fiサービスカード」を配布。接続時間は、時間無制限タイプと、二時間接続までタイプの2種類が用意されており、カード記載のID・パスワードを使用することで、Wi-Fiが利用可能となる。なお出町商店街で構築した無線LAN網では、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)の提供している公衆無線LANサービス「Wi2 300」にも対応する。

 また、出町商店街組合員向けには、時間無制限接続利用と、MAC Address認証の二種類を提供する。さらに出町商店街で行われるイベント(鴨川公園で中秋の名月を楽しむ会=9月)の際、動画・音声中継の通信回線として利用する予定。さらに、将来の導入を見込んでいるデジタルサイネージの回線としても使用される予定。

 技術面では、合同会社LXがサービス提供している無線LAN導入キットをベースにシステムを構築。スマホとの親和性を重視し、プラムシステムズの協力により、イタリア製認証装置EndianUTMを採用した。EndianUTMは、イタリア ミラノ市における公衆無線LANサービスの認証システムとして採用されている。
《冨岡晶》
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