災害時の情報伝達を助けるNECのインフラレス通信 | RBB TODAY

災害時の情報伝達を助けるNECのインフラレス通信

 現代社会においては、通信技術の進化と多様化により、さまざまな形で、文字情報や音声、映像などをやりとりできるようになった。一方で災害やトラブルなどで、既存の通信インフラが使えなくなると、不便になることはもとより、人命にもかかる事態に陥りかねない。

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インフラレス通信Boxの外観。前面キャップ内には有線LANとUSBポートを備える(撮影:防犯システム取材班)
  • インフラレス通信Boxの外観。前面キャップ内には有線LANとUSBポートを備える(撮影:防犯システム取材班)
  • 展示されていたインフラレス通信Boxの構成イメージ。通信経路は動的に変更され、不安定な無線環境でもリンクが確立した際に間欠的なデータ転送を行うことができる(撮影:防犯システム取材班)
  • インフラレス通信の概念をまとめた説明パネル。防災用途から通信インフラを確保しにくい場所での情報配信&共有ツールとしての利用が想定されている(撮影:防犯システム取材班)
 現代社会においては、通信技術の進化と多様化により、さまざまな形で、文字情報や音声、映像などをやりとりできるようになった。一方で災害やトラブルなどで、既存の通信インフラが使えなくなると、不便になることはもとより、人命にもかかる事態に陥りかねない。

 そんななかで注目を集めている概念が、端末間において近距離無線通信技術を利用して、情報をやりとりさせるいわゆる「端末間通信」だ。

 東京ビッグサイトで開催されていた「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2016」においてもいくつかの企業が端末間通信に関する展示を行っていたが、今回ご紹介するのは、NECが参考出展していた通信装置「インフラレス通信Box」だ。

 2014年11月に同社が世界初の技術として開発を発表した「インフラレス通信」をベースにした装置で、基地局やアクセスポイントなどの通信インフラを必要とせず、複数のインフラレス通信Boxをマルチホップさせていくことで、通信ネットワークを構築できる。

 また、専用アプリなどを介する必要はあるが、「インフラレス通信Box」で構築されたネットワークに、スマートフォンやタブレットを繋げることも可能だ。

 運用イメージとしては、災害時に通信インフラが寸断された際の仮設&臨時の情報伝達ツールとしてだったり、工場やプラント、トンネル、地下施設など、公共の通信インフラが届かない場所や、有線ネットワークの敷設が難しい場所での通信技術としての利用が想定されている。

 今回は参考出展だっため、開発中のモデルが展示されていたが、同社では秋頃の発売を予定しているとのこと。
《防犯システム取材班/小池明》

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