【MWC 2010 Vol.12】エリクソン、会場近くにLTE基地局を設け実演!ピークで45Mbps | RBB TODAY

【MWC 2010 Vol.12】エリクソン、会場近くにLTE基地局を設け実演!ピークで45Mbps

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 携帯電話基地局最大手のスウェーデンEricsson(エリクソン)は、LTEやHSPA+などモバイルブロードバンドの新技術をデモンストレーションした。
  •  携帯電話基地局最大手のスウェーデンEricsson(エリクソン)は、LTEやHSPA+などモバイルブロードバンドの新技術をデモンストレーションした。
  • 80MHz幅、4x4 MIMO、64QAM変調で約1.2Gbpsに迫る通信速度を達成
  • 80MHz幅、4x4 MIMO、64QAM変調で約1.2Gbpsに迫る通信速度を達成
  • 昨年末にストックホルムでTeliaSoneraが開始したLTEサービスと同条件の通信デモ。USBモデム型の端末は実際に販売されているもの
  • 昨年末にストックホルムでTeliaSoneraが開始したLTEサービスと同条件の通信デモ。USBモデム型の端末は実際に販売されているもの
  • HSPA+の高度化でLTEのスペックにも迫る下り最大84Mbpsを実現
  • HSPA+の高度化でLTEのスペックにも迫る下り最大84Mbpsを実現
 携帯電話基地局最大手のスウェーデンEricsson(エリクソン)は、LTEやHSPA+などモバイルブロードバンドの新技術をデモンストレーションした。

 昨年末に北欧の一部都市でサービスが始まり、今年中にはNTTドコモや米Verizon Wirelessなども商用サービスを展開する予定のLTEでは、同社研究施設内での実験で1Gbpsを超える速度での通信が可能であることが確認されたと発表。スウェーデン・ストックホルムの同社ラボでのテストの様子を披露した。

 この実験では20MHzの搬送波4波、合計80MHz幅の周波数帯域で4×4 MIMOを適用することで、ピーク時で約1.2Gbpsに迫るスループットを実現した。現在のところ、80MHzもの周波数帯域でサービスできる携帯電話事業者は事実上存在しない。しかし、同社では今回の実験について、将来より高い周波数(3.4〜3.6GHz帯など)で広い帯域が免許された場合に、現行のLTEの拡張でより高速な通信が可能になることを示すものと位置づけている。また、4波の搬送波は必ずしも連続した周波数である必要はないため、今後700/900MHz帯などの解放が進んだ場合、現在免許されている帯域との組み合わせで高速化を図ることも可能だという。

 ストックホルムで開始されたLTEサービスとほぼ同じ設備を利用した通信の様子も公開された。会場近くに臨時のLTE基地局(帯域は10MHz幅)を設け、ノートPCにUSBモデム型の端末を装着して行われたデモでは、安定して30Mbps程度、ピークで45Mbps程度の通信が可能なことが紹介された。

 また、HSPA技術の高度化により、下り最大通信速度を84Mbpsまで拡張するデモも行われた。現在の商用サービスとしては21MbpsのHSPA+方式があるが(日本ではイー・モバイルが提供中)、搬送波を2波に増やすことで42Mbps、さらに2×2 MIMOを適用することで84Mbpsへの高速化を実現した。

 もちろん、実際の通信環境では必ずしも理想的な条件が整うわけではなく、エンドユーザーが享受できるスループットはこれより低いものになるが、84Mbpsという数字は、スペック上ではLTEに肉薄することになる。同社では、限られた投資で将来のアップグレードの余地を確保したい携帯電話事業者にはHSPA+の高度化、技術に対する意識が強くその時点での最高のサービスを目指す事業者、CDMA2000など他方式から移行する事業者などにはLTEが適していると説明している。
《日高彰》

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