2009年の国内PC、家庭市場はネットブック人気で5.2%増ながらビジネス市場14.5%減 〜 IDC調べ
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これによると、2009年第4四半期(10月から12月)の国内クライアントPC出荷台数は、前年同期比5.4%増の351万台となり、その結果、2009年通年の国内クライアントPCの出荷台数は、前年比5.7%減、1,343万台となったとのこと。出荷台数の内訳は、家庭市場が669万台、ビジネス市場が674万台とほぼ同数。家庭市場ではミニノートブック(低価格PC)の出荷が牽引し前年比5.2%増のプラス成長を維持したが、ビジネス市場は、金融危機の影響を受け、14.5%減のマイナス成長になった。
2009年ベンダー別シェアを見ると、上位3社NEC、富士通、デルが、2008年から出荷台数を落とし、4位の東芝と5位のHPは出荷台数を伸ばした。またミニノートブックの火付け役となったエイサーは大幅増、アスースは2桁減と2009年に入り出荷台数で明暗が分かれた。
2009年第4四半期の家庭市場は、Windows 7発売が契機となって、出荷台数が184万台と、前年同期比7.5%のプラスに転じた。ビジネス市場は低調だったが、教育ニューディールの特需によりビジネス市場全体の台数は167万台(3.2%増)と5四半期続いたマイナス成長から脱し、プラス成長に転じた。その結果、出荷台数は、2008年第2四半期以来1年半ぶりに家庭市場、ビジネス市場ともにプラス成長になったという。
2009年第4四半期のベンダーシェア順位では、前期4位であった東芝が、デルを抜き3位に順位を上げた。上位5社のなかで4社が出荷台数を伸ばす中、デルは家庭市場、ビジネス市場ともに振るわず、前年同期比でマイナス成長となった。NECは、前年同期比で11.5%増と出荷台数を伸ばし、シェアを0.7ポイント上げ1位を維持した。富士通も前年同期比で22.6%増と出荷台数を伸ばし、シェアを1.7ポイント上げ2位を維持した。とくにスクールニューディール向けの出荷が好調だったとのこと。2009年第3四半期4位であった東芝は3位に。東芝が3位に上がったのは2005年第3四半期以来となる。
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