ソフトイーサ、PacketiX VPN 3.0プレリリース版をダウンロード提供開始 | RBB TODAY
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ソフトイーサ、PacketiX VPN 3.0プレリリース版をダウンロード提供開始

エンタープライズ その他
PacketiX VPN 3.0ソフトウェア画面
  • PacketiX VPN 3.0ソフトウェア画面
  • IPv6対応機能の画面例
  • NTT東日本のフレッツ網を利用してEthernet over IPv6によるVPNを構築する方法の例
 ソフトイーサは21日、「PacketiX VPN 3.0」のプレリリース版(製品版の直前のバージョン)であるRelease Candidate 1(リリース候補1)のダウンロード提供を開始した。

 ダウンロードサイトでは、Windowsで動作するPacketiX VPN 3.0のVPN Server / VPN Client / VPN BridgeのRC1がダウンロード可能。Linux、FreeBSD、SolarisおよびMac OS Xに対応したバージョンは、2010年1月中旬にリリースするRC2で提供される予定。

 PacketiX VPN 3.0では、あらたにIPv6への対応、通信スループットの向上、遅延の減少、暗号強度の強化、タグVLAN対応等の新機能に対応する。またWindows 7、Windows Server 2008 R2等の対応OSやCPUも増加した。IPv6については、VPN内部のIPv6通信をサポートした他、物理的なネットワーク上においてIPv6のみでVPN接続を行うことも可能となった。さらに、ネットワーク技術者・システム管理者向けの低速ネットワークのシミュレーション機能 (遅延・パケットロス・ジッタ生成)を搭載。

 さらにNTT東日本のBフレッツ網内部のみでは、ISPを経由せずに拠点間VPN接続を低遅延・高スループットで実現できる。PacketiX VPN 3.0 RC1は、IPv6に完全対応しているため、VPNを構築するためにIPv4アドレスを必要とせず、VPN Serverに固定IPv6アドレスが割り当てられていれば、VPN Bridgeから当該固定IPv6アドレスに対して常時カスケード接続するように設定することにより、IPv6を用いてEthernet over IPv6のトンネリングが可能になる。現在日本国内で大規模に利用可能な安定したIPv6ネットワークとしては、NTT東日本の「Bフレッツ」サービスにおける「フレッツ・ドットネット」があり、これに対応した形となる。複数個所の拠点でBフレッツおよびフレッツ・ドットネット(1拠点あたり月額315円)にVPN ServerまたはVPN BridgeをインストールしLANカードを2枚装着したPCをVPNゲートウェイにすることにより、Ethernet over IPv6によるトンネリング接続を行うことができる。これにより、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野の計17都道県エリアで、ISPを経由せずにNTT東日本の地域IP網のみで高速なVPNを非常に安価に構築できる見込みだ。

 今後ソフトイーサは、2010年1月中旬にPacketiX VPN 3.0のRC2をリリースするとともに、PacketiX VPN 3.0製品版のリリース日および価格を公表する予定だ。PacketiX VPN 3.0製品版のリリース日は2010年1月末の予定。
《冨岡晶》
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