日本IBMとノベル、SolarisサーバからLinuxへの移行プログラム「SUPRI」で協業 | RBB TODAY
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日本IBMとノベル、SolarisサーバからLinuxへの移行プログラム「SUPRI」で協業

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ノベル「Solarisからのマイグレーション」サイト(画像)
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 日本IBMとノベルは6日、SolarisからSUSE Linuxへの移行において、無償アセスメントから有償移行作業までを含んだ包括的な移行支援プログラム「リナックス搭載スケールアップ型サーバ移行支援プログラム(SUPRI:SUSE Linux Enterprise Server Scale Up Migration Program Running on IBM)」の提供を開始した。

 基幹業務にSolarisを使用している顧客を対象にしたもので、「SUSE Linux Enterprise Server」OSを搭載したIBMのスケールアップ型サーバ製品群へ移行し、移行コストと期間を最適化しながら運用・管理コストの削減を支援するための、共同コンサルティング・チームを組織する。日本IBMの試算では、Solarisで稼働する16台のデータベース・サーバを、IBMのスケールアップ型サーバ1台へ統合することにより、サーバの保守料金やソフトウェアの使用料金も含めた5年間の総所有コスト(TCO)を約70%削減し、CO2排出量も約80%削減できるという。

 日本IBMとノベルでは、基幹システムのなかでも特にデータベース・サーバの移行がもっともコスト削減効果が大きいと考えており、今回のプログラムは主にデータベース・サーバの移行を対象としたものとのこと。日本IBMは、SUSE Linux Enterprise Server関連のスケールアップ型サーバへの移行に関し、効果の無償アセスメント、移行作業にかかる費用の無償見積もり、移行計画立案のための支援、有償移行サービス、通常価格の50%とした3年間の対象サーバ保守、簿価相当による引取りの検討や、支払い期間を6か月据え置くリースや、初年度の支払いを支払い総額の10%にする「ステップ・ペイメント・リース」を提供する。

 一方ノベルは、6日より2009年末までの間、「SUPRI」において、エンドユーザー向け有償コンサルティングおよび有償サービスを通常価格から最大30%割引する。さらにIBMのスケールアップ型サーバのハイエンド・モデルとノベルのSUSE Linux Enterprise Serverによる環境で、出荷開始から10年間の保守サービス、特定のサービス・パックに対する最長5年間の延長保守、緊急修正といった業界最高水準の保守サポート・サービスをSUSE Linux Enterprise Server 10以降のバージョンに対し提供するとのこと。これはノベルの有償サポート・サービスであるLong Term Service pack Support (LTSS)を含むものである。日本IBMは上記のノベルのサービスに、システム技術支援サービス(STSS) を組み合わせることでハードウェア、OS、ミドルウェアの保守サポートをシームレスに提供するという。さらに予防に関わる保守情報をも提供し、顧客の安定稼働を支援している。

 今後、日本IBMとノベルは国内のサポート障害時のホットラインを設けて、障害の緊急/重要度をシェアし早期で確実な問題解決策を図っているとのこと。
《RBB TODAY》
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