IBM、Jazz準拠でソフトウェア開発の生産性を最大50%向上する「Rational」新製品群を発表
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Jazzプロジェクトは、IBMが2006年6月から策定に取り組んできた技術基盤。2008年3月には、コミュニティサイト「Jazz.net」を開設し、Jazzプロジェクトの研究・開発の成果を公開している。今回の新製品は「Jazz」に準拠したものとなる。「Rational Team Concert V.1.0.1.1」は、作業管理、構成管理、ビルド管理が一体となった、チーム開発支援のためのコラボレーションソフトウェア。プロジェクトの進捗やメンバーの状況などのデータを開発者が意識することなく自動収集し、ダッシュボードによってリアルタイムに表示する。また、WikiやChatといったWeb 2.0テクノロジーを登用し、チーム・コラボレーションを高めている。開発環境はEclipseや.Netなど各種対応。サーバ環境もWindowsだけでなくIBM System i、IBM System zに対応する。
「Rational Requirement Composer V1.0」は、ソフトウェア開発の初期段階で、ユーザのニーズを把握し、必要な機能や性能を検討し要求をまとめる「要求定義」の作業を改善・効率化するソフトウェア。文書だけではなく、視覚的なイメージで管理し定義することで、要求定義の生産性を10〜15%高めるという。
なおソフトウェア開発の品質を向上するソフトウェア「Rational Quality Manager V1.0」も3月11日より販売される。2008年にIBMが発表した調査結果「GBS Industry Standard Study」によれば、開発コストの80%が、ソフトウェアの不具合を発見し、修正するプロセスに費やされているためで、テスト工程の効率化により、この状況を改善する。多岐にわたる開発アプリケーションのテスト状況を、ウエブで一元管理することで、テストを効率化するほか、テスト結果を常に確認し、主要な関係者が解決に向けた問題点の優先順位を決定できるようにする。
料金は「Rational Team Concert V1.0.1.1 Standard」が7,150,000円、「Rational Team Concert V1.0.1.1 Express」が858,000円、「Rational Requirements Composer V1.0」が5,005,000円、「Rational Quality Manager V1.0 Standard」が2,860,000円、「Rational Quality Manager V1.0 Express」が1,001,000円(税抜、3ユーザライセンス付のサーバライセンス価格)また、「Rational Team Concert V1.0.1.1」には、3ユーザまで無料の「Rational Team Concert V1.0.1.1 Express-c」も提供される。
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