IBM、ネットワークの仮想化を実現するブレード用ソフト「IBM BladeCenter Open Fabric Manager V3.0」発表 | RBB TODAY
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IBM、ネットワークの仮想化を実現するブレード用ソフト「IBM BladeCenter Open Fabric Manager V3.0」発表

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 日本IBMは2日、ブレード・サーバーのネットワークの仮想化を実現するソフトウェア「IBM BladeCenter Open Fabric Manager (BOFM) V3.0」を発表した。

 BOFMは、ネットワークに接続しているブレード・サーバーが壊れた際に自動的に代替ブレードをネットワークに接続したり、新規に追加したブレードやブレード・シャーシを自動的にネットワークに接続できるようにする製品。最大で1400台分のネットワーク・アドレスをあらかじめ設定でき、ネットワークの切り替えや接続の自動化が可能なため、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)やクラウド・コンピューティング・システムの管理が容易となる。

 BOFMは、ネットワーク・アドレスの仮想化を行い、需要に応じてネットワーク構成を拡張できる機能(プロビジョニング)を備えており、「Basic」と呼ばれるブレード・シャーシにあらかじめ導入されているソフトウェアが、ブレード・サーバーのMACアドレスやWWNなどを仮想化して設定し、ブレード・サーバーがネットワークを介して他のサーバーやストレージに容易に接続できるようにする。さらに、「Advanced Upgrade」と呼ばれるソフトウェアを、ブレードを管理する無償のシステム管理ソフトウェア「IBM System Director V6.1」を搭載した管理サーバーに導入することで、新しいブレード・サーバーのネットワークへの接続や切り替えを自動的に行えるようにする。

 BOFM V3.0によりこの機能が、最新インテルXeonプロセッサー5500番台を搭載した「IBM BladeCenter HS22」にも搭載できるようになった。また、従来のバージョンでは、新規に追加したブレード・サーバーやブレード・シャーシのネットワークへの接続の際には、手動で仮想アドレスの設定を行う必要があったが、本日発表のV3.0は、新しいブレード・サーバーやシャーシを追加した際、仮想アドレスの設定が自動的に更新され、ネットワーク設定を自動的に行うことができるという。ライセンス価格はBasicが241,500円(税込)、Advanced Upgradeが315,000円(税込)。
《冨岡晶》
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