NEC、RFIDを使った国際物流実証実験の成功に貢献 〜 日本・オランダ間の物流を追跡 | RBB TODAY

NEC、RFIDを使った国際物流実証実験の成功に貢献 〜 日本・オランダ間の物流を追跡

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RFID実証実験のイメージ
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 NECは27日、経済産業省およびRFIDの世界的な標準化団体であるEPCglobalが主催し、MTIが主幹事、野村総合研究所が事務局を務める国際物流実証実験に参画し、成功に貢献したことを発表した。

 EPCglobalは、RFIDの標準化を進める世界で最大の標準化団体。非営利の国際標準化団体GS1の下部組織であり、サプライチェーンの可視化を可能にする業界主導の標準仕様であるEPC(Electronic Product Code)の普及を促進している。NECはシステムプロバイダおよびシステムインテグレーターとして実験に参画し、RFIDミドルウェア「WebOTX RFID Manager」の活用と、EPCglobalが規定する「EPCIS」(EPC Information Services)仕様に準拠したシステム構築で主導的な役割を果たしたとのこと。

 これまでにも、2007年1月〜2月に香港−日本間、2007年12月〜2008年1月に中国−米国間と、2度にわたってRFIDを活用した国際物流システムに関する実証実験が行れている。3回目となる今回の実験では、実際にキヤノンが使用している物流ルートを活用、同社が生産するインクジェットプリンター用のインクカートリッジの日本(東京)−オランダ(アムステルダム)間の輸送において、インクカートリッジを積載したカートン(約5,400個)、パレット(約2,000台)およびコンテナ(約40台)にEPCglobal準拠のRFIDタグを装着し、工場・倉庫・港など21個所に設置されたRFIDリーダライタでタグの読み込みを実施。コンテナの入港や船積みなどインクカートリッジの輸送状況を、EPCIS仕様に準拠した物流システムを活用し関係者間でリアルタイムに共有することで、インクカートリッジの輸送過程を追跡した。実験の結果、各通過点における予定在庫と実績在庫の差分の把握や、輸送情報に基づくSCMの計画値への反映にRFIDの活用が有効であることが実証されたという。

 NECは、当実証実験の成功において、設計から構築まで主導的な役割を果たし、実運用に即したRFIDシステムを構築したとのこと。またEPCglobal仕様準拠の製品を活用したRFIDシステムの設計・開発手法の確立により、システムの開発期間を1/3に短縮した。なおNECは、これまでにも、シンガポールの全国労働組合会議(National Trade Union Congress)や台湾の石英製造業(崇越石英)など、RFIDを活用したシステムをグローバルに数多く納入している。
《冨岡晶》

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